四年は組の、編入生…？

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『八左ヱ門先輩、ありがとうございます』


竹谷「お役に立てたなら何よりだよ」


これでこの子のご飯問題は大丈夫だね


おばちゃん「A君、お待たせ」


『わぁ！美味しそう…ありがとうございます』


おばちゃん「はい、お残しは許しまへんで！」


『いただきます』


ぱくっ


『ん〜！美味しい✨』ﾎﾜｧ


やっぱり、おばちゃんのご飯は最高だ


竹谷「…よく、笑うようになったよな」


『ん？そうれふか？』ﾓｯﾓｯ


竹谷「こらこら、飲み込んでから喋れ」


『………』ﾓｯﾓｯ


竹谷「最近は、悩んでる事とかないか？」


『ふふ、お陰様で毎日楽しいです』


竹谷「そうか、なら良かったよ」ﾆｶｯ


僕が学園を抜け出してから、皆よく心配とかしてくれるけど


これって過保護なのかな…？


…優しくされるのは暖かいし、いいか


竹谷「ご馳走様、じゃ、今日もお互い頑張ろうな」ﾖｼﾖｼ


『はい！』


僕も、この子の為に頑張るぞ


『ご馳走様でした』


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よし…行くか


『学園長、Aです』


学園長「……入れ」


『失礼します』ｺﾞｸﾘ


がららっ


学園長「要件はなんじゃ…」


き、緊迫感…


『こ、この子を僕のペットにしたいです』


「にゃ！」


学園長「…」


ど、どうだ……？


学園長「うむ、許可する！」


『いいのですか!?やったぁ✨』


学園長「生物委員会が良くて、お主が駄目な理由はなにもないからな。きちんとお世話するのじゃぞ」


『はい！勿論です。では、失礼します！』


学園長「ははっ、元気がいいのは良い事じゃ」


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名前、どうしようかな


『…………シアン』


「にゃあ！」


『ふふ、シアン、改めてよろしく！』


シアン「にゃぉ、にゃあん」


『信頼の証に、これあげる』


シアンの灰色の毛並みに合うような


鈴のついた赤い紐を、首に軽く、でも解けないように括り付ける


『よく似合ってる。可愛いよ、シアン』


シアン「にゃん♪」ﾁﾘﾝ


『早速、君のご飯取りに行こっか』


鮭なら大丈夫かな


お米と合わせて、ねこまんまにしても良いかも


『これから、もっと楽しくなりそう』

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