信じない 107 ページ30
「なっ、何すんのよ！！」
頭を抑えながら、こっちをキッと睨んでくる。
それを無視し、要件を伝えた。
「出掛ける準備をしろ。着替えは2階の突き当たりの部屋にある。
それと、帽子は絶対被れよ」
「理由を教えてくれるかしら？」
本当に、こいつは一々うるせぇな。
「お前の仲間と会ったら面倒くさいんだよ」
「……フラグ……かしら？」
「やめろ」
ニヤニヤと言うそいつに、すかさず蹴りを入れる。
「女に対してする態度！？ それでもマフィアなの！？」
「ああ、マフィアだ。
……だが、お前の知っての通り、俺は凍結してんだよ。心も、凍っちまった。だからな、女に対して優しくするなんて行動は出来ねーんだよ」
そう言って、俺は思い出した。
「お前……敬語キャラどこいった？」
「覚えていたのね。あれは猫被りだと思ってもらって構わないわ。本来はこの喋り方なの。外だと敬語に戻るけれどね」
気持ち悪っ……喉まで出かけた言葉を呑み込んだ。
「さぁ、早く準備しろ。なんなら、俺が着替えさせてやろうか？」
真顔で言うと、小柳ありさは顔を真っ赤にし、ドタドタと階段をかけ登って行った。
「………騒がしい奴だな。さて、俺も準備をするか。"黒曜ランド"へ行く準備をな」
一度、そいつが入った部屋を見て、自分の部屋へと入っていった。
羨ましいよ──────………
その言葉を吐き捨てて。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 64人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミリア - 面白かったです続きが楽しみですもし今後他の作品を作る予定があったらリボーンのツナ♀が逆行か雲雀の姉か妹か娘がワールドトリガーかアニメKかヒロアカか銀魂とコラボかトリップか転生した作品が読んで見たいです説明が下手ならすみませんこれからも頑張ってください (2018年2月21日 18時) (
レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)
MAKOTO@低浮上(プロフ) - ベルさん» 大丈夫です！コメントありがとう！くっちゃん！ (2017年5月27日 23時) (レス) id: b20568eb49 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - あれ？なんかバグっちゃいました！ (2017年5月27日 20時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - ファイトー！！ (2017年5月27日 20時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ベルの - 琴ちゃんファイトー！！ (2017年5月27日 20時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
