【REBORN！】冷酷少年とボンゴレ参【男主】

信じない 95 ページ15

「残念だけど、まだ、勝負の途中だよ。
君に邪魔される筋合いはないね」

僕がそう言うと、奴は、はぁ…とため息をつき、やれやれというかのように首を横に振った。


「勝負なんて、最初から決まっていましたよ。
だって、あの子には、雪という波動は殆どありませんから。
純度100%の貴方にかないっこないでしょう」

最初から諦めていた、いや、僕を消費させるための戦いだったていうことだね。


彼女の顔は、絶望と驚きに染まっていた。



「お待ちください！コルア様、私はただの捨て駒ということですか！！？」

必死に否定しようとする彼女に、コルアは、残酷に冷静に淡々と現実を見させる。


「そういうことです」


語尾にハートでも付きそうだね。

僕は何も感じないよ。
彼女が捨て駒だろうと、僕の相手であることは変わらない。

まぁでも、これだけは言えるね。



彼女は…小柳ありさは、黒だ。Lärmと通じている。

少なくとも、ボンゴレにはもう、いられないな。

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