雪の日9日目 ページ10
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赤点は、以前Aが澤村に確認した通り40点以下。しかし、赤点組はその下。ギリギリ届いたもの、とどきそうなもの。かすりもしないものなど、いろいろあったが、叩き込めばなんとかならなくはない。しかし、圧倒的に時間がないのだ。
⦅百合と夏実はいざとなったら伊織に任せちゃえば大丈夫として…あの2人は赤点組よりひどくないからまぁいいや。どうしてもって3人で言ってきたらその時はあきらめてまとめて見よう。で、田中と西谷は…縁下に任せれないかな…？あいつは頭悪くないし。木下と成田は知らん。まぁ、大丈夫でしょ⦆
両手で紙を持ち、見比べながら悩むA。そんな彼女に、武田先生は言う。
武「片桐さん。バレー部の皆さんに紹介と挨拶だとお願いしてもいいですか？それが終わったら僕は練習を見ていますし、片桐さんは笹羽さんたちと練習を見ながらどうするかのか考えていただいて構いませんよ」
その言葉を聞き、Aはうなずく。すると、先生がすぐにバレー部を集めた。
━◈━◈━◈━◈━◈━
武「…以上です。それから、2、3年生はご存じでしょうが、改めて紹介しますね。8月いっぱいまでマネージャーをしていただくことになりました。片桐さんです」
『片桐です。よろしくお願いします』
武「片桐さんには主に勉強を見ていただくかと思われます。東京に行きたい人は頑張ってください。片桐さんには、今日は練習を見てもらいながら、今後どうするのかを考えてもらいます。それでは、烏養くん、あとはよろしくお願いしますね」
烏「おう」
武「では、今日も練習頑張りましょう！」
挨拶が終わり、選手たちが練習を始めたのを確認し、Aは伊織たちのいる舞台上に戻る。そして、またプリントを見て頭を抱えた。
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七瀬月華(プロフ) - サラミさん» サラミさん、コメントありがとうございます！一気読みするほど面白いと思っていただいてとても嬉しいです！更新頑張ります。これからもよろしくお願いします！ (2022年8月15日 10時) (
レス) id: 789243bd83 (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - コメント失礼します。すごく面白くて一気読みしてしまいました。これからも更新頑張ってください!! (2022年8月14日 21時) (レス) @page9 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七瀬月華 | 作成日時：2022年7月30日 13時
