雪の日11日目 ページ12
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俺、日向翔陽は今はレシーブ練習の真っ最中！
コーチが打ったボールをレシーブして、そのままスライディングする。ノヤっさんとか、澤村さんとか、スゲーうまい。
お、俺だって出来るぞ！あごぶつけるけど…
その度に、影山とか、月島が笑ってくるんだ。なんだよ、俺よりちょっとうまいからって偉そうにしやがって…
烏「日向ぁ！いくぞ！」
日「オーッス！」
元気よく返事をして、コーチの打ったボールをレシーブ！それからスライディング…のつもりだったのに…
勢い余ってあごを強く床にぶつけてしまった。
田「おいおい！大丈夫か？」
西「翔陽はまだまだだな！でもレシーブはさっきよりよかったぞ！」
日「大丈夫です！あざーっす！」
田中さんとノヤっさんが声をかけてくれた。ノヤっさんにほめられるのは嬉しい。背中バシバシ叩いてきてちょっと痛いけど。
顔をあげると、舞台の上に座っているAセンパイがこっちを見ていた。
影「日向ぁ！日向ボケェ！スライディングはもっと…！って聞いてんのかボケェ！」
影山がなんか言ってるけど、Aセンパイの方をじっと見ていたら、バシッと目が合った。センパイ、ちょっと目を大きくした気がする。
なんか嬉しくって、大きく手を振ろうとしたけど、近くに田中さんたちいるから、こっそり、小さく手を振った。
田中さんたちにはばれてない。たぶん!!
でもセンパイはそっぽ向いてしまった。ガーンッ！って感じ。
なんかがっかりしてたら、ノヤっさんに「どうしたんだ？」って言われた。
日「Aセンパイにこっち見てたから手を振ったらそっぽ向かれました…」
正直に言うと、今度は田中さんがバシバシ背中を叩いてきた。
田「気づいてないんだろ！落ち込むな！」
日「はい…」
そう田中さんは言うけど、なんかショック…影山は、俺がそうやって言ってからずっとセンパイの方を見ている。
日「おい、影山。どうしたんだ？」
影「Aセンパイってなんか…いや、なんでもない」
影山はそうやって言ってから、俺の方を見てから、またレシーブが〜って言ってきた。
烏「おいそこ！ちゃんと並べ！」
コーチがそういうから列を見たら、そろそろ田中さんやノヤっさんの番だ。
列にきちんと並んだあとも、センパイの方を見てみると、もう下を向いていて、こっち見てくれなかった。
俺はなんかモヤッとしたんだ。もっと、こっち見て欲しいなって。
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七瀬月華(プロフ) - サラミさん» サラミさん、コメントありがとうございます！一気読みするほど面白いと思っていただいてとても嬉しいです！更新頑張ります。これからもよろしくお願いします！ (2022年8月15日 10時) (
レス) id: 789243bd83 (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - コメント失礼します。すごく面白くて一気読みしてしまいました。これからも更新頑張ってください!! (2022年8月14日 21時) (レス) @page9 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七瀬月華 | 作成日時：2022年7月30日 13時
