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再びAは前を向く。彼女の目に何がどう映っているのかはわからない。何を考えているのかも、伊織にはわからなかった。
二人の間に沈黙が流れる。それを、バレー部員に夢中になっていたはずの二人がぶち壊した。
｢なーに辛気臭い顔してんの〜？｣
｢そうやで？一体何の話しとってん？｣
明るく割り込んできた彼女らにAはいつも通り答える。
『別に何も。そろそろ帰るよ』
そうとだけ言うと、Aは立ち上がり、舞台を降りていった。
その様子を見ていた三人は、Aに声が聞こえないように話し始める。
｢で、何の話だったの？｣
｢隠してんと教えなさいよ｣
｢A、断るんだって｣
｢｢何を？｣｣
｢バレー部のマネージャーの話｣
｢｢はぁ!？｣｣
伊織の言葉に百合と夏実は一度顔を見合わせてから、大きな声を出した。突然のことにバレー部員は驚いて一斉に三人の方を見る。それに気づいた伊織はあわててすいませんと頭を下げた。
｢いや、なんでなんでなんで!?｣
｢もったいないじゃんか！｣
｢なんでって言われてもねぇ…｣
Aの考えは未だ伊織にも理解しきることは出来ない。理由としてはバレーを敵対視するほど嫌っているから、としか思えなかった。しばらく考えるそぶりを見せた百合は言う。
｢ね〜、伊織〜？｣
｢何？｣
｢止めようか、Aのこと｣
｢さーんせーい｣
｢無理だよ。だって、ほら｣
賛成を唱える夏実とは反対に、伊織が指差す先には、澤村だけでなく、顧問の武田先生を交えて話をしているAの姿だった。
━◈━◈━◈━◈━◈━
お久しぶりです。作者の七瀬月華です。
いつもこの作品を読んでいただき、ありがとうございます。
さて、皆様お察しの通り、更新頻度が格段に下がっております。
学業の方が忙しく、書くに書けない状況です。
なので、頻繁に更新出来ないですが、これからも読んでいただけると嬉しいです。
あと少しで続編にも入りますので、この作品をよろしくお願いします。
R3.6.11 七瀬月華
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七瀬月華(プロフ) - 夕陽さん» 夕陽さん、コメントありがとうございます！読者さんの意見を聞けることははじめてなので、そう言ってもらえてとても嬉しいです。これからもよろしくお願いいたします！ (2022年7月14日 16時) (
レス) id: 789243bd83 (このIDを非表示/違反報告)
夕陽(プロフ) - 初コメです。めっちゃ先の展開が気になります！更新頑張ってください！応援しています！(夢主ちゃんのツンデレっぷりすんごく好き！)伊織ちゃんの、夢主ちゃんのことを考えてるからこその葛藤もいいなと思っています！長文失礼しました！ (2022年7月13日 13時) (レス) @page48 id: 1eba8c5bca (このIDを非表示/違反報告)
七瀬月華(プロフ) - みわさん» みわさん、コメントありがとうございます！楽しんでいただき、とても光栄に思います。これからもよろしくお願いいたします！ (2022年4月30日 14時) (レス) id: 789243bd83 (このIDを非表示/違反報告)
みわ - 初コメ失礼します。いつもすごく楽しませてもらっております。これからも頑張ってください。 (2022年4月30日 14時) (レス) @page1 id: 729c546e88 (このIDを非表示/違反報告)
りーにゃ(プロフ) - 七瀬月華さん» きゃー！返信ありがとうございます！こちらこそよろしくお願い致します！ (2022年1月1日 21時) (レス) id: d5a894c308 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七瀬月華 | 作成日時：2021年11月23日 1時
