花が二十八輪 ページ31
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｢こんな時間に2人でどうしたんだ？デートか？｣
｢デートじゃないってば。何でこんなとこにいるわけ。｣
｢おやおや、冷たいなぁトド松くん。俺はランチを食べに最近通っているお店に来ただけさ。…あ、隣いいか？｣
｢ど、どうぞ。｣
トレーを持ちながら私の隣に腰を掛けるカラ松先生。
そしてさっきようやく機嫌が直ったと思ったのになぜか再び機嫌の悪くなったトド松さんがフォークを突き刺すようにパスタを巻き始める。
｢……そういや、今日二個くらい裁判入ってなかった？｣
｢…ああ、その事か。負けてやった。｣
｢は？…めっずらし〜変にプライド高いから負けるなんてないと思ってたのに。｣
｢裁かれるべき人物は裁かれる。
これが自然の摂理さ仕方ない。｣
｢ふうん、ただのサイコパスじゃないんだね。｣
｢そもそもサイコパスってなんなんだ。｣
心外だ、という風にむすり頬を膨らませるカラ松先生とそれを面白可笑しくからかうトド松さん。
弁護士ってわざと負けることもあるんだ。
そんなことを考えながらパスタをフォークに巻く。
｢カラ松先生、弁護士が弁護する基準ってなんなんですか？｣
｢ほう、Aから質問とは珍しい。
そうだな、俺の場合は罰せられるべきか罰せられないべきかを基準としているが…まあお金も発生するんでな、色々とこじつけて勝つ弁護士もいないことはない。｣
｢……へえ。じゃあカラ松先生は正々堂々って事なんですか？｣
｢オフコース。勝負事は互角だから面白い。｣
｢まあ、確かにそれはそうですけどね。｣
妙に納得しながらパスタを口に運ぶ。
この言葉がのち、私にとって意味のあるものとなることに今の私は知る由もなかった。
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星猫(プロフ) - 続き早く見たい (2020年10月21日 11時) (
レス) id: 7ce7f2c2ab (このIDを非表示/違反報告)
りんど(プロフ) - ほんとに好きです...心情描写が細かくて、且つ長ったらしい文でもなく、とても読みやすいです！こんな素敵な作品をどうもありがとうございますｯｯ。完結までずっと応援してします...！ (2018年6月11日 19時) (レス) id: 91048a20b2 (このIDを非表示/違反報告)
まんねんみ(プロフ) - 続きが気になります！更新、頑張ってください！！ (2018年4月4日 15時) (レス) id: f6a1ac4a43 (このIDを非表示/違反報告)
来夢*ﾟ(プロフ) - 黒バイさん» ふふ、後ろ振り返ったらサイコなカラ松くんが立ってるかも…？嘘です笑 怖がってもらえて何よりです！サイコの真髄は怖さにあり、ですから笑 どうぞこれからも楽しんで見ていってくださいね！ (2018年3月22日 23時) (レス) id: 522dbc585e (このIDを非表示/違反報告)
来夢*ﾟ(プロフ) - ケイトさん» こんばんは！目標はサイコ感満載のカラ松くんだったのでそう仰ってもらえるとすっごく嬉しいです！！更にヒートアップしていきますんでこれからもお楽しみにー！！ (2018年3月22日 23時) (レス) id: 522dbc585e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来夢*ﾟ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/raimu2/
作成日時：2017年5月20日 16時
