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〔Iwamoto〕
Aはあの日以来どこかに一人で行くときは家にいる誰かと電話しながら出かけるようになった。
いまもふっかと電話してるし。
ラ「ふっかさーん、シャー芯の替えってある？」
深「んー？そこの引き出しになかったらないよ」
ラ「ない」
深「Aちゃん、おつかい頼んでいい？」
『はい』
深「シャー芯5個ぐらい」
『わかりました。』
ラ「消しゴムもない」
深「消しゴムだって」
『はい』
岩「帰ってきたらふっかがお金あげるって」
深「は？」
『え、ひー兄いたの？』
岩「さっき帰ってきた」
ラ「おかえりなさい」
岩「ただいま」
『着いたんでまた帰り電話します』
深「はーい」
深「帰ってきたんならただいまぐらい言えよ」
岩「電話してたし」
深「だからってな」
ラ「宿題してくる！」
深「シャー芯は？」
ラ「とりあえず1本ある」
深「そっか」
ラウールは勉強か。
岩「トレーニングでもしてくっかな。」
深「行ってらっしゃい」
岩「地下だけどな」
深「へ？地下？」
岩「え、知らない？地下にトレーニングルームあんの」
深「知らない」
岩「来る？」
深「うん」
知らないってことあんだ。
深「え、すげぇー！」
岩「ほんとに来たことねぇんだな」
深「ないないない！ていうか、地下あること自体知らないから」
岩「あぁ、来たことないっけ」
深「うん」
岩「そっか」
Aも教えてくんなかったしな。
深「ラウ呼んでくるわ」
岩「おう。こっちレッスン室だから」
深「わかった」
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作者名：未来
| 作成日時：2020年8月5日 18時
