標的37 これからは ずっと一緒−２ ページ6
麗羅視点
扉が開けられ、先生が入って来る。
「静かにー」と云う一言で生徒達が前を向いたのを確認し、先生はこほんと咳をした。
｢今日はうちのクラスに、転入生が来る事になったからなー。
今年で三人目だが、仲良くしてやるんだぞー｣
先生が言うと、クラスが騒めき始めた。
あたしとしても、この時期に転入生が来る事など知らなかった為に、不思議に思って首を傾げる。
超直感で何かを感じ取ったのか、ツナ君が「まさか、」と独り言を呟いたが、あたしには さっぱりだ。
「入って下さい」と先生が何故か丁寧口調で言うと、外側から扉が開けられた。
入って来る二人の人物に、あたしは自分の目を疑った。
一人は、茶色のスーツを着たリボーン君。
そしてもう一人は、並盛中の制服を着た、フラン君だったのだ。
「リボーン！？」つい席を立ちあがるツナ君の額に、チョークが刺さった。
言うまでも無く、投げたリボーン君である。
｢ミーはフランですー。
麗羅以外の人間と関わるつもりはありませんので、話し掛けないで下さーい。
特にヤマモト タケシ。
アンタに麗羅を渡す気は、毛頭ありませんからー｣
ぴし、とフラン君は山本君を指差し、睨めつけながら自己紹介をした。
一体全体、何が起こっているんだ！？
思わずフラン君を凝視するあたし。
一方、イタリア語が分からない他の人達は、困惑しながらフラン君と山本君を交互に見遣っている。
だが、先生から『ボリーン先生』と呼ばれたリボーン君が通訳すると、今度はあたしに視線が集まって来た。
あまりの恥ずかしさに、顔が熱くなる。
山本君のファンを自称する女子に睨まれ、男子からは好奇の目で見られる。
どうして良いか分からず視線を泳がせていると、だん！ と獄寺君が強く机を叩いた。
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レイチェル - 教えて下さりありがとうございます。直しました。(投稿とは別の機器でコメントしています) (2019年9月16日 1時) (
レス) id: 82afc6dc7f (このIDを非表示/違反報告)
yoru(プロフ) - 視点の名前や第一人称が初期から反映されません… (2019年9月15日 19時) (レス) id: 9724c84fb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイチェル | 作成日時：2019年9月15日 15時
