標的33 風紀委員長の退屈しのぎ−１ ページ23
麗羅視点
｢ファミリーのアジト？｣
訊き返したツナ君に、リボーン君が「ああ」と頷いた。
此処は昼休みの屋上。
あたし、ツナ君、獄寺君と山本君は、一緒に昼食を取っていた。
其処へ現れたリボーン君が、唐突に提案したのである。
ちゅーちゅーと苺牛乳を飲んでいた山本君が、興味津々と云った感じに身を乗り出す。
裏山かと訊いた山本君を「ガキか」馬鹿にする獄寺君だが、しかし自分も興奮しているように見える。
そんな二人に、「学校の応接室だ」リボーン君は答えた。
｢家具も見晴らしも良いし、立地条件はばっちりだぞ｣
｢良いな、近いし！ 早速机の配置換えするか｣
｢十代目の左側は俺だからな。右側は勿論麗羅さんだ。お前は扉の前な｣
コンビニ袋にゴミを纏め、山本君と獄寺君は立ち上がった。
「此方だぞ」山本君の肩に飛び乗り、今すぐに行こうとするリボーン君も含め、気の早い人達だと思った。
『思い立ったが吉日』『善は急げ』日本にはそんな ことわざがあるけれど、少し早過ぎやしないだろうか。
「放課後にしない？」慌てて声を掛けるが、既に行く気満々の三人を止める事は出来なかった。
置いて行かれているツナ君と視線を交わし、互いに肩を竦める。
ツナ君はマフィアらしい事をしたく無くて、あたしはこの先の出来事を思って、である。
ガラガラ。あたしは『応接室』のプレートが掲げられている部屋の扉を開けた。
するとソファーに腰掛けていた、風紀委員長の雲雀先輩と目が合ってしまった。
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レイチェル - S隊長さん» そう言って頂けると、嬉しいです。これからも頑張ります。ありがとうございます！ (2018年5月6日 11時) (
レス) id: e5404397aa (このIDを非表示/違反報告)
S隊長 - すごく面白くて更新を毎日楽しみにしています！！ (2018年5月5日 21時) (レス) id: c58740c157 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイチェル | 作成日時：2018年4月30日 17時
