【リボーン】並盛に舞い降りる白雪 (ページ38)

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標的15　鮫さんと修羅場－２ページ38

麗羅視点

｢なあ。俺の髪って、そんなに気持ちいかぁ？｣

｢え、ま、まあ、触り心地は良いですよ。
ちゃんと手入れされているんですね。
あたしの髪より、ずっと綺麗です。羨ましいなー｣

昨日、備え付けてあったシャンプーを使ったら、髪がとてつもなく綺麗になった。

スクアーロさんはあれを毎日使っているのだから、池の水で洗っていたあたしとは比べるのも勿体無いのだけど。

スクアーロさんの手が近づいて来たと思ったら、頭を撫でられた。

それから、下へ髪を梳かれる。

途中、何回か通りが悪かったのは、やはり髪質が悪いからだろう。

｢お前、リンス使ってねーだろぉ｣

｢リンス？そうですねー。
リンス処かお湯も無い所にいましたから｣

｢お湯が無いって……。
お前、どんな所に住んでたんだぁ？｣

｢田舎です。多分、これ以上に無い田舎です｣

｢手掴みで飯食う程の田舎かぁ。大変だなぁ｣

バンッ！突然、扉が勢い良く開け放たれた。

｢スクアーロ、姫が何処にいる、か、知って……｣

無遠慮に部屋に入って来たベルさんが、固まった。