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目「京本くん、好きです。俺と付き合ってください」
『…………俺で、良いなら』
目「…え？それってOKってことですか？」
『………ん』
目「じゃあ今日から俺ら恋人同士ってことで良いんですよね…？」
『そういうこと。………俺も、目黒が好き』
目「まじか、え？よっしゃ！っしゃあ！！絶対幸せにします！」
.
.
.
目「あーー本当に可愛いです」
目「今日もお迎え行きますね」
目「綺麗すぎて触ったら消えちゃいそうです」
目「ふは、気持ちいね？」
目「どうしよう…俺今絶対世界一幸せです」
目「貴方だけを愛してます」
.
.
.
『ごめん、別れよ』
目「何でですか？理由を教えてください」
『そんなの自分で考えなよ』
.
.
.
『っ目黒！お前何やってんだよ！』
目「あれ、来てくれたんですね。もう恋人じゃないのに」
『違う！あれは嘘、冗談だったの！』
目「はは、今更そんなの信じられませんよ」
『なんで…っ とにかくこっち来い！落ちたらどうすんだよ！』
目「嫌です。落ちるためにここに立ってるんですから」
『え、？』
目「京本くんと恋人同士じゃない世界で生きる価値なんて無いです。また次の世界で逢いましょうね」
『ちょ、待っ、』
目「あ、最後に1つ。
………俺が死ぬのはさ、京本くんのせいだよ？」
" さようなら "
愛する君が視界から消える。
駆け出した時にはもう遅くて、必死に伸ばした手は君に届かない。
そんな俺を見上げた君は笑っていて。
そのまま重力に従って遠ざかっていき、地面に紅い花が咲く。
『め、ぐろ、………？』
俺の意識はそこで途絶え、目が覚めると愛する君は居なかった。
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作者名：レイ | 作成日時：2021年4月17日 18時
