驚きの声 ページ19
キャラ付けが
『皆さんこんにちは〜！えぇと、僕はシオンと申します！よろしきゅっ…よ、よろしくお願いしまぁす！！』
焦り散らかしながら肩を縮こまらせ挨拶する姿はとても愛らしく映るだろう。
そう、驚きと怒りに燃えているアクアを除けば。
ｱｸｱ「シ、シオン…何で、きっ、君が此処に？」
怒りで血管が浮き出ているアクアに役者としてまだまだだなぁ、と内心冷静に感想を溢す。
『んとね、えと、僕にね？しゃちょーさんが“この番組で友達いっぱい出来るよ！”だって！！』
敢えて恋愛の語句は言わない。
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恋愛目当てでは無いと、“あくまで”公言する。
純真無垢な小悪魔キャラな彼は、腹の中が深淵よりも濃く、深い深い漆黒が潜んでいたのだ。
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あまりにいい滑り出しに、内心ほくそ笑む。
あの後は睨み合いだったのだが、冷戦のせいか他の人が自己紹介をしよう！と主張したせいで引き分けになった。
思いの外に僕は演技が直ぐに順応して来た。
ぶりっ子だが、鼻につかない。
“可愛い男子”に飢えていた彼ら彼女らは興味津々な様だ。
悲しい事に、“男の娘”は男の人にも需要が有るのだ。前世の保証付きだ。
これで沢山の人が食いついてくれれば良いし、男の役も、女の役も出来て沢山有名作品に出演出来る。
そして人気とファン、お金もガッポガッポ。ぐへへ。
しかし、アクアが居たのは予想外。
とても驚いたし、後で問い詰められた時の言い訳を考えておいた方がいいだろう。
「ねぇねぇ、私ね、驚見ゆきって言うの。よろしくね、シオン君。」
『よろしくお願いします！ゆきさん、って呼んでも？』
ﾕｷ「もちろん！きゃぁ、可愛い！」
『うぎゃぁ、可愛いのはゆきさんです！それに、僕はカッコいい、って言われたいのにぃ…』
ぎゅう、と抱きつかれながらツラツラと役を演じる様に喋る。
そして、“可愛いけどカッコいいと言われない、カッコいいと言われたいが為に奔走する”キャラの完成だ。
「ねね、私はMEMちょって言うんだ！よろしく！」
「っわ、私、…は、黒川あかね、です。」
『じゃぁ、メムさんとあかねさん、で！』
ﾒﾑ「うん！可愛い！」
『ぐぬぬ、カッコいいって言われたいんですぅ！』
ｱｶ「いえいえ、もちろんカワカッコイイ、ですよ！」
『えぇぇ…』
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書籍姫(プロフ) - 小雪みなとさん» わーっ！ありがとうございます…！！占いツクールにすら入れない日々が続き、更新がめちゃくちゃに遅いです…すみません！！でも、そう言って頂けると続けて見ようかな、って思います！ (4月20日 14時) (
レス) id: e3ea7725f8 (このIDを非表示/違反報告)
小雪みなと(プロフ) - 夜分遅くに初コメ失礼します！この小説の男主くんが大好きで、よんでいてすっごく面白いです！作者さんのできる限りでいいので続行をお願いしたいです！ (3月24日 23時) (レス) @page22 id: 7de1d9d62c (このIDを非表示/違反報告)
書籍姫(プロフ) - る〜ちゃんさん» 遅くなってしまい、申し訳ありません。そう言って頂けると励みになります！ (3月13日 8時) (レス) @page21 id: e3ea7725f8 (このIDを非表示/違反報告)
る〜ちゃん - すごく面白くてこの小説好きなっちゃいました！更新待ってます！ (12月2日 8時) (レス) id: 7542a4fcba (このIDを非表示/違反報告)
書籍姫(プロフ) - 無名さん» ありがとう御座います！！コメントを貰えると、とても励みになります！！恋リアの展開、楽しみにしてて下さい！！ (8月20日 17時) (レス) id: 91203e4b26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：書籍姫 | 作成日時：2023年5月5日 14時
