『気づけない傷』6 ページ21
目を開けると、そこには木製の天井があった。
ということは…
…………戻ってきた…？
当然僕には戻ってきた記憶など無い。
視界が斜めになって、誰かきて…
まふ「んしょ」
起き上がると、そらるさんがいた。
手首には包帯。
そらる「おいまだ寝てろ。お前熱すごいから」
そうか、そらるさんに運んでもらったんだ。
僕は無言で渋々と寝転がる。
どうしよう、僕、謝らなきゃ駄目かな。
嫌われない為に、今のうち謝っておくか。
よし、と僕は覚悟を決めた。
そして多分、すみません、のすみ、まで言ったかな。
僕は抱き締められた。
寝ている僕の首に優しく腕を絡ませるそらるさん。
そして、そらるさんはこう言う。
そらる「ごめん、まふ。ごめんなっ…俺、まふの事なんも分かってなかった癖に、俺だけは分かってるなんて思ってた」
……え？
僕は必死に、言い返す。
何でそらるさんが謝るの？
そらるさんの手は、僕の傷付いた手首の上に優しく乗っていた。
まふ「あの、違います。これは僕が悪いんです…！僕がいつも通りじゃなかったからなんです…！」
そらる「……っ！！そんなの、悪いのは俺らに決まってんだろ…！そんな感覚、捨てろ。もう我慢しなくていいんだよ。俺たちが悪かった」
そらるさんは、涙を溜めていたが、瞬きをした瞬間、一筋こぼれ落ちたようだ。
僕の首筋に暖かい液体がつく。
僕も泣いているだろう。
そして、僕が1番気になっていた質問を投げ掛ける。
まふ「………じゃあ、僕の事、嫌いになってないですか？こんなめんどくさい僕の事、好きですか？」
すると、そらるさんは、びくっと反応する。
そらる「な、なってるわけないだろ…！///めんどくさいなんて思ってないし、むしろ……
だ、大好きだって思ってる///
まふがいつか俺の事好きになっていくれればいいなって思ってたけど、でももう嫌われても仕方ないって思う」
僕は、熱で顔を赤らめてるのか、照れてなのか、よく分からなくなっているだろう。
まふ「……その言葉を、待ってました。ずっと」
そう、ずっと。
そらるさんは“ずっと”という言葉を聞いてどう思ったのかな？
今、考えてるのかな？
ふふっ、そらるさん、正解は……
まふ「そらるさん、僕も“ずっと”そらるさんのことが大好きでした」
そう言って微笑んで見せた僕と、涙目のそらるさんのファーストキスは、
お互いに奪われた。
『俺じゃない』そらる×luz ※pink注意→←『気づけない傷』5
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蒼井 - どこぞやのボイスCDで聴いたことあるセリフが…ｯ！！笑笑 はしあま最高ですね^^ (2017年8月4日 23時) (
レス) id: ca2397e28d (このIDを非表示/違反報告)
冬華 - そらまふぅぅ！めっちゃ萌えます！かわいすぎる！ (2017年7月26日 10時) (レス) id: 968deb1b44 (このIDを非表示/違反報告)
涼音(プロフ) - 澪太郎@COFは神だと思う人さん» でも、他の作品も好きだよ！！！あんくちゃんの小説とか天ちゃんの小説とか楽しみにしてますぞい! (2015年11月6日 23時) (レス) id: 1b69c473f1 (このIDを非表示/違反報告)
澪太郎@COFは神だと思う人 - 涼音さん» あざす！！もう頑張ったよあれwいやでもそこまでとはw学校で言われたやつ言われると次のが書けなくなる澪太郎氏((いや書くけども← (2015年11月5日 22時) (レス) id: 326c36c78f (このIDを非表示/違反報告)
涼音(プロフ) - ヤバイはしやんと天月の話好きすぎてヤバイ天ちゃんが可愛すぎる。てか涼音死にます。いや死にました。一気に天国行っちゃいました。テヘペロ (2015年11月4日 23時) (レス) id: 1b69c473f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澪太郎@COF基歌い手廃← | 作成日時：2015年10月2日 5時
