2話 ページ4
リト「そういえばお前なんで森に行ったんだ？」
『え、えぇ〜…』
レイ「お前が森に行ったなんてめずらしい」
珈琲を飲みながらレイは言う。
ノーマン「何かあったの？」
エマ「ドアもどーんって壊して行っちゃったし」
『えへへ〜…』
リト「誤魔化してばっかじゃ…ん…」
『？』
リトがびっくりした目で見てくる。どうした？
リト「お前、右手の人差し指どうした」
『？！』
昨日私がつけた傷。なんで？こんなに小さいのに分かるの？
『石で切ったの。昨日ね』
嘘ではない。ナイフだって石でしょ。
そんな屁理屈で私は鋭い質問をかわした
だってあれは自傷行為としてやったんじゃなくて、ナイフの刃を確かめたの
ごめんなさい。ほんとごめんなさい。もうしないから…と昨日見つけた葉っぱをリトに手渡す
リト「こ、これ…」
リトの好きな木。珍しくてハウスに1本あるだけで、しかも前のハウスにしかなかった。
見つけたんだ。帰り道に。
『今日その木のとこにいこう？』
リト「ありがとう…！！」
*☼*―――――
エマ「それで、ロープはどうなった？情報源に動きってあった？」
あれから少したって自由時間。リトはまた図書室。
ノーマン「それなんだけど……」
レイ「あぁ。あれなあ。俺」
やっぱり！！！やっぱりそう言った！！！これは…愛を語るしかない…
ノーマン「？！」
レイ「俺がママの内通者です。」
エマ「え…？」
「「………」」
エマ「お前かよ？！？！…ん？ん、え、ごめん。思わず突っ込んじゃったけどり、理解が」
『はーい！語りまーす！』
ノーマン「語る…？」
『レイはね、ずーっと前からママの内通者だったの。でもね、敵じゃなくて、ママを制御しながらこっちも制御してくれてたわけ。すごい優しいでしょ。ノーマンとエマと私に傷つかないように気づかれないようにしてたの！今ね、すっごい状況なんだよ！ママを制御できるの！！これも全部、レイのおかげ。レイはいつも冷たいふりしてるけど、すっごーく優しいよね！リトルバーニーでエマ達を気づかせたのも、私たちが脱獄するため！レイはね、すごいんだよ！しかもあのツンデレはほんとに！今日も冷静なフリしてチラチラこっち見てきたし、ぎゅっとしたときの赤面は(レイ「もういいわ！！！！」
エマ「つまり内通者って言っても敵じゃなくて私たちのためにずっとママ手下をやってたってこと？」
文字数 続きは明日です
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凛音 - 本当に面白いです！続きがめっちゃ気になります！頑張ってください！ (9月30日 23時) (
レス) @page24 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
竜の落し子 - すっっっっっっごい面白い！！ (2022年2月14日 22時) (レス) id: 1eb9639434 (このIDを非表示/違反報告)
ユウゴ - 続きが読みたいです！！楽しみに待ってます！ (2020年8月9日 21時) (レス) id: 5f014d6a1f (このIDを非表示/違反報告)
ぴらるく - とてもとても面白かったです！もう続きは書いてくださいませんか？ (2020年4月24日 9時) (レス) id: 995d2a3f3d (このIDを非表示/違反報告)
たまねぎ(プロフ) - もうこの作品は更新されないのですか？続きが読みたいです(><) (2019年7月13日 1時) (レス) id: 3fd24887de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moca.sararenon | 作成日時：2019年3月2日 9時
