13話 ページ16
エマ「ママの寝室って、隣にトイレと洗面所。その先に壁を挟んでママの書斎って続くんだけど、ここ多分壁じゃない。」
ギルダ「うん。気づいたの。姿を消す前ママは決まって書斎か洗面所に入っていく。」
エマ「それで、部屋の内側と、廊下側それぞれ距離をはかってみた。」
『おお〜！』
ノーマン「あぁ。だからあの時。」
エマ「うん。」
ドン「おぉ？結果は？」
エマ「合わなかった。私の足で10個分ぐらいの差がある。一方は壁。一方は本棚だけど、どちらにも隠し扉があるんだと思う。そしてその先に秘密の部屋がある。」
ドン「けど、それはなんのため？」
エマ「それは多分(レイ「定時連絡」
レイ「ママは本部に毎日定時連絡をしている。そのための部屋だろう。」
ドン「本部？」
ノーマン「このハウスにあかちゃんやシスターを供給している拠点だよ」
ドン「…！」
『レイはしってたのー？ここに部屋があるって』
レイ「いや、存在自体は疑っていたが(ドン「入ってみようぜ」
ドン「外との通信手段。それにコニーたちの行先も！なにか手がかりが掴めるかもしれない！」
ドンはコニーを本当の妹のように可愛がっていた
だから、人一倍心配なんだろう。
ギルダ「でもそんなに簡単に入れるのかな…」
ドン「難しくたってやるしかないだろ！！」
レイ「まてまて。そこまでするメリットはない。通信手段っても十中八九本部と繋がっているだけだし、出てった兄弟の行先なんてママは知らない。手掛かり以前の問題だ。下手したら発信機で俺達の行動がバレるし、その部屋のセキュリティだって分からない。危険すぎるだろ。」
ドン「だけど…！！」
ごもっとも。
レイの意見は正論だ。だけどドンは諦めないだろう。
レイ「つまりメリットよりリスクの方があきらかにでかいんだよ。」
ドン「…」
ノーマン「そうだね…今はシスターに気をつけて、下手な動きで墓穴を掘らぬこと。」
レイ「その通り。ママは俺が抑えてるけど、シスターにバレたら即アウト。そのつもりで動け。」
ギルダ「…」
レイ「ドン。夕飯の準備先行ってくれるか？誰か行かないとママに(ドン「分かってるよ」
ドンとギルダが行く。
ベットに座り込む
どっちの味方をしたらいいんだ…
私もコ二ーを大切にしていた。だけどもう、死んでいる
ドンの言っている事は無謀だ。だけど、
私がドンの立場ならコニーを1番に優先するだろう。
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凛音 - 本当に面白いです！続きがめっちゃ気になります！頑張ってください！ (9月30日 23時) (
レス) @page24 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
竜の落し子 - すっっっっっっごい面白い！！ (2022年2月14日 22時) (レス) id: 1eb9639434 (このIDを非表示/違反報告)
ユウゴ - 続きが読みたいです！！楽しみに待ってます！ (2020年8月9日 21時) (レス) id: 5f014d6a1f (このIDを非表示/違反報告)
ぴらるく - とてもとても面白かったです！もう続きは書いてくださいませんか？ (2020年4月24日 9時) (レス) id: 995d2a3f3d (このIDを非表示/違反報告)
たまねぎ(プロフ) - もうこの作品は更新されないのですか？続きが読みたいです(><) (2019年7月13日 1時) (レス) id: 3fd24887de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moca.sararenon | 作成日時：2019年3月2日 9時
