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「えっ?なんで 登下校はAと。でしょ?昔っからそうじゃん」
『あのね?あんただって、向こうにもし仮に幼馴染みだとしてもずっと隣りに男がいたら嫉妬くらいするでしょ??』
「それもそうだけど...」
『はいはい、言い訳しないの!分かった?』
「あー、うん」
そう、これでいいの。
私たちは関係は所詮【幼馴染み】
それだけの1枚の薄くて厚い壁だったんだ
壊そうと思えば、こうやって簡単に壊せるんだから。
これで、いいの。
昂秀が幸せなら、私の恋はここで終わりにする
_それから3ヶ月後_
『ねぇ、龍ちゃん』
龍「なに、どうしたの」
『これで良かったのかな、私』
龍「俺は悲しむAの姿は見たくなったかな。」
『けどさ、あんなに嬉しそうな笑顔見せられたら折れるしかないでしょ笑
それに、可愛いもん ララハちゃん。私なんかより何倍も何百倍もさ』
龍「俺はAの方が良いけど、あーゆー子って裏がありそうで怖いや」
『龍ちゃんもまだまだ赤ちゃんでちゅねー』
龍「いじるな、うるさい
めそめそして昂秀の事避けまくってるAの方がよっぽど赤ちゃんでしょ?」
『それは、禁句だね、龍』
『昂秀が後悔するくらいいい女になってやる...(ボソッ』
龍「そうそう、その意気だよ」
「ねぇ、Aちょっと来て」
『えっ、ちょっと昂秀!?なに?』
「いいから、はやく」
『いたい、いたいよ昂秀!腕離して!』
「ねぇ、なんでずっと避けてるの?
俺 Aになんかした?」
『別に避けてなんかないけど』
「今だって全然 目 合わしてくれないじゃん」
言えるわけないじゃん、ララハちゃんに「昂秀くんに極力近づかないで欲しいの。私の彼氏だから...」って言われたから、避けまくってる。なんてさ...笑
嫉妬する気持ちも分かるから、極力 話しかけずに近づかずにいたのに笑
昂秀ってば、ほんとおバカだね
『昂秀はさ、嫉妬とかしないわけ?』
「なに、急に」
『するの?しないの?』
「するよ、俺だって嫉妬くらい」
『なら、私と一緒にいちゃダメなんじゃないの?笑』
「最近 龍とばっかりいるAにヤキモチやいた。って言ったら?」
『...は?冗談やめてよ
それに彼女いるじゃん、何言ってんの?笑』
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作者名:石榴 | 作成日時:2018年9月22日 22時