背中_kaisei.t_ ページ28
『あ、これ 海青のパーカー
いい匂いだな……いいよね？だってまだ帰ってこないし帰ってくる前に脱げばいいよね？』
「ただいまーってあれ？いねーし
いや でも靴あったし…」
「ってまたソファーで寝てるし」
この前も風邪引くからだめだ。って言ったところなのに…ほんとに分かってんだか
つか、寒いなこの部屋
「あれ？これ俺のパーカーやし
にしても さむそーに寝てる笑」
『んん………………かいせー？』
「おはよう よく寝れた？」
『うん………さむい』
「ん、ほら」
『んんギューってして』
「はいはい」
ギューってして、やって かわいい
ほんま 寝起きは素直やな いつも照れてよー言わんくせに笑
いつも素直でおってくれると助かるのに笑
わ、思ってたより体温高いな
子ども体温……でも本人は寒いのか笑
『おかえりー』
「はい ただいまー。で なんで俺のパーカー着てんの？」
『あ 忘れてた。海青の借りてたんだ』
「勝手にな」
『けどやっぱり本物じゃないとだめみたい』
「……おう」
なんやねんそれ 殺し文句すぎやろ…
初めて言われたし、あーかわええなぁ
『んふふ 照れてる』
「うるさいなーほら もう寝るよ」
『お風呂は？』
「ジム終わりにシャワーしてきたからいい」
『そっか ならおんぶして連れてって』
「ほら ちゃんと捕まって」
『はー、海青の背中が1番好きやわ
落ち着く、安心する』
「まぁ 鍛えてますからね」
そーやって言われるのが好きやから鍛えてる所も80％くらいある
というか 背中がすき。って言われた時からその為に鍛えとるわ笑
『でも 筋トレも程々にな
ムキムキすぎるのは嫌やで』
「嘘つけ、絞っとる時 めちゃくちゃ腹筋触りたがる癖に」
『ふへ、ついね つい』
「だからって寝ぼけながら腹筋触るのはやめてな？」
『寝ぼけてるんだもん、しょーがないじゃん』
「あほ、変態か」
『海青の方が変態』
「ほんま…減らず口やな」
『ええからねよ？
ほら はよ寝転んで 向こう向いて！！』
「はいはい、おやすみー」
『んー、おやすみ』
俺的には 向かい合って寝たいねんけど この人はどーしても背中に抱きついて寝たいらしい
やから夜中に起きた時にこそっと向かい合って抱き締めて寝るねんけど、起きたら背中に引っ付いてる笑
ほんま これからも背中鍛えよ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 19人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：石榴 | 作成日時：2018年9月22日 22時
