兄貴と相棒の出会い1 ページ5
伊吹藍side
「志摩」
「え、あ、はい!」
扉を開けたら隊長が志摩ちゃんを呼んだ。珍しくて思わず「お」と声が出る。志摩ちゃんもなんか嬉しそうだ。
それにしても隊長が志摩に用事なんて何だろうな。
特別な任務か、書類に問題があったのか、それともご飯の誘い?
いや、職場にプライベートを持ち込むような人じゃないからご飯の誘いはないか。
あ、志摩が戻ってきた
「ね、志摩ちゃん隊長何だったの?」
「...何だったんだろう」
「は?どういうこと」
「いや、なんか呼ばれて行ったら「志摩、ごめん」って謝られた」
「えーなんかあったの?」
「俺にはわからん」
いやいや、志摩に隊長が謝ったのに志摩がわかんねえなんてことある?
絶対志摩が忘れてるだけだって、隊長LOVEで何でも言うこと聞いてるんじゃないの?なーんて茶化そうと思ったんだけどまた、隊長が戻ってきた。
「入ってきていいわよ」
「はーい」
その声を聞いた志摩はコーヒーを飲んでいた手をピタリと止め思いきり振り返った。
俺はあんな反射速度の志摩を見たことなくて、ついその声の主に目を向けた
「こんにちはぁー」ニコニコ
「誰ですあの人」ボソッ
「俺が知るかよ」ボソッ
あの二人が知らないということはやはり志摩ちゃんの知り合いらしいが、志摩はあの人を見たまんま固まっている。
ちなみに俺はその声の主の顔が見えてません!なぜなら目の前に九ちゃんがいるから!!
どいてよ、九ちゃん!!
「全員ちょっと集合」
「はーい」
集合がかかって顔が見えた。
え、ヤバイ。普通にイケメンさんなんだけど格好いいけどなんか色気にやられそうな感じ
俺、女の子が好きなはずなんだけどなぁ
「ほら、自己紹介」
「えーめんどい...」
「はやく」
「...はぁい」
「ゴホン、俺の名前は」
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oreo(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます!更新楽しみにしてます! (2020年11月15日 17時) (レス) id: 72b1f69e78 (このIDを非表示/違反報告)
金木犀 - 志摩さんのお名前の漢字…一朱じゃなくて一未ですよ…… (2020年10月17日 20時) (レス) id: 493b6af642 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かしゃくん | 作成日時:2020年10月9日 20時