兄襲来前の平和な日常 ページ3
「おはよー」
「はよ」
「伊吹遅ぇじゃねぇか、寝坊か」
「いつも通りじゃないですか、この人の早くって言っても無理だと思いますよ」
「酷いなぁ九ちゃんは」
Aが来る前日の
今日も平和な４機捜
本日の仕事内容の話をしてから唐突に話題が切り替わった。
その発端はやはり伊吹だ
「んー思ったんだけどさ志摩ちゃんって兄弟いるの？」
「いきなりなんだ伊吹」
「確かに弟とか妹がいそうですよね、面倒見が良いので」
「あー何だかんだで俺も聞いたことねぇな、どうなんだ志摩」
「なんで皆してそんなこと聞きたがるんだ...」
「えーなんか知りたいじゃん？」
「...じゃあ当ててみろ期限は今日中。兄弟がいるのかいないのか、そしてそれが上なのか下なのか」
「おー良いね。楽しそう」
「僕も参加していいですか」
「俺もな」
「はぁ物好きなやつら...」
そう言って志摩はスマホを取り出して写真フォルダを開いた。
そこに写っていたのは黒髪黒目の男だった。
その男はカメラに向かって指を指しウインクして笑っている。
どこか志摩に似ているが真面目でクールそうな志摩とは違い一見怖そうな印象だ。
そんな男を見る志摩は優しそうな目でそこを見ればクイズなんて一瞬なのだが三人は気づかず話し合っている。
「あんたたち何してるの」
「隊長」
「今志摩さんの兄弟がいるかを当てているんです」
「隊長も気になるでしょー」
「全く」
「えーなんでー！！」
「あのなぁ伊吹、隊長は知ってるからな」
「えぇ勿論」
「えー！なんでー！！」
「それを聞いていいの？クイズしてるんでしょ？」
「あー！！そうじゃん！九ちゃん考えといて！！」
「なんでですか！ちょ伊吹さん！！」
「俺は考えながらメロンパン買ってきまーす！」
やはり今日は平和だ
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oreo(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます！更新楽しみにしてます！ (2020年11月15日 17時) (
レス) id: 72b1f69e78 (このIDを非表示/違反報告)
金木犀 - 志摩さんのお名前の漢字…一朱じゃなくて一未ですよ…… (2020年10月17日 20時) (レス) id: 493b6af642 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かしゃくん | 作成日時：2020年10月9日 20時
