検索窓
今日:6 hit、昨日:13 hit、合計:30,750 hit

兄貴の気持ち ページ18

「A、ワンコどうした」

「...」

「聞いてんだろうが、答えろ」

「...」

「Aっ!!!」


「真弥さん、何が、あったんですか」

「一未、」

「なんで、伊吹いないんですか」

「実は...」

Aは黙りこくって下を向き真弥は眉間にシワを寄せ何があったのかを胸ぐらにつかみかかったが、Aは黙ったままである

このままでは営業を続けることは出来ないので店はcloseにしてある

そこに、一未がやってきて今の状況について問うた
そして真弥は一未に今までのことを話した


「一回、兄貴と話して良いですか」

「いいぞ、俺らは表片付けてくるから。勝手に帰っても良いから、Aを何とかしてやってくれ」

「っす」


「なぁ兄貴、その女子のことOKしなかったんだろ?」

「...あぁ」

「じゃあなんで追いかけなかったんだよ」

「...別に、どうでもいいから」

「本当に?」

「こんなんで嘘つくかよ、あ"?」

「じゃあなんでイラついてんだよ、それにな、兄貴は嘘つくときは目そらすんだよ」

「!!」

「それくらい弟なんだから知っんだよ
だから、もう一個だけ言わせてもらう」

「...んだよ」









「伊吹のこと好きなんだろ?」









目を見開くA



「好きじゃ...」

「兄貴は好きなんだよ、伊吹が」

「なんで」

「気づいてねぇの?最初相棒君って呼んでて今は"伊吹"って呼んでるの」

「そんなんよくあるだろ」

「嫌いなやつは名字でも呼ばねぇじゃん」

「...」

「あいつが来てからは俺に構う回数も減ったしな」

「一未のが大事だし...」

「じゃあなんでそんな落ち込んでるんだよ」

「っ...」








───────────




Aside








本当に俺が伊吹を、好き?






そう思った瞬間

ぶわっと顔が赤くなる気がした




「ぜってぇありえねぇし...」




赤面しながらだと説得力がないけれど

俺が、だぞ?





女の子達に笑顔振り撒くのは

嫌いじゃない



でも、恋愛で好きになったことはない



女子が恋愛対象だって

自分的には

思ってたんだけど









「んー...俺は、性別なんて関係なく、あんたが好きだと思ったから告白した、です」







弟に気づかされるとは


だせェな







──────────



「悪い一未、やることできた」

「伊吹は扉を出て右に行ったぞ、アイツは運動神経が良いから早く追いかけた方がいい

自転車なら俺らの車の中にある」


「本当、サンキュ」

相棒、行方不明、兄貴、本気で探す→←波乱の幕開け?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (40 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
104人がお気に入り
設定タグ:MIU404 , 伊吹藍 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

oreo(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます!更新楽しみにしてます! (2020年11月15日 17時) (レス) id: 72b1f69e78 (このIDを非表示/違反報告)
金木犀 - 志摩さんのお名前の漢字…一朱じゃなくて一未ですよ…… (2020年10月17日 20時) (レス) id: 493b6af642 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かしゃくん | 作成日時:2020年10月9日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。