とあるカフェの日常 ページ11
ｶﾗﾝｶﾗﾝ♪
アンティークの家具が印象的なお洒落なカフェ
扉が開く音すらもが店内のジャズと上手く調和し、店で食事する者達に穏やかな癒しの空間を提供している。
「いらっしゃいませ」
「しゃーせー」
「...真弥〜？後で残れよー」
「さーせんー」
そこで働くのは白のシャツに黒のズボンでギャルソンエプロンを着けている従業員達がいる。
先ほど真弥と呼ばれた茶髪の青年は面倒くさそうにしながらもテキパキと仕事をしている。
後で残れと言った男は少々真弥よりも年上そうに見える、一番の年長者そうだからチーフか、はたまた店長か
「おい、A今馬鹿にしたろ」ｺｿｯ
「するわけ？阿呆が」ｺｿｯ
「嘘つけ！ぜってぇしてる！」ｺｿｯ
「は、証拠があるなら出してみろよ？」ｺｿｯ
その横で話す黒髪の男はざまぁみやがれ、と言わんばかりにニヤッとしながら真弥を流し見る。それに気づいた真弥はこそこそと黒髪の男───Aに食いかかっていく。
「もー！二人ともー！！喧嘩しないでよ！」
「「してねぇよ」」
「仲良しじゃん！かわいい〜(笑)」
「合わせんな！！！」
「お前がだよ！！」
「店長〜。Aと真弥が喧嘩してる〜♪」
「「茜！！！！」」
「んー？そーかそーか。お前ら二人とも残れよー。真弥は倍な〜」
...人物紹介は後にしてこんな気の抜けた会話をしているのにもかかわらず周りのお客達はにこやかに見ているものもいれば笑いを堪えているものもいるが、皆見守っている。
まるで、これが日常であることを証明するかのように
時には
「「Aくーん！」」
「なんです？お嬢さん方？」
「今日もかっこいいね！」
「うん！美しい！」
「色気やばたん！」
「嬉しいこと言ってくれるじゃないですか。お礼に次もしも来たら俺の作るケーキあげますよ〜」
「神対応好きぃ...！」
「推し様頑張って！」
「ふふっ、応援ありがと！じゃちょっとサービス♪」
ウインクｯ
「尊っ！！！」
「あの人アイドルなん？？？」
オタクよりの人が来たり
「真弥ー！！」
「呼び捨てんなって言ったろーが」
「勉強教えろ！！」
「コーヒーとパンケーキな！！！」
「俺カプチーノ！！」
「勉強か注文かどっちだよ...」
「「両方！！！！！」」
元気な学生の世話をしたり
そんな穏やかなカフェの平穏が終わる...かも
次回！
弟と相棒が訪れた！兄貴、荒れる？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 104人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
oreo(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます！更新楽しみにしてます！ (2020年11月15日 17時) (
レス) id: 72b1f69e78 (このIDを非表示/違反報告)
金木犀 - 志摩さんのお名前の漢字…一朱じゃなくて一未ですよ…… (2020年10月17日 20時) (レス) id: 493b6af642 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かしゃくん | 作成日時：2020年10月9日 20時
