Fighters No.1 IV

どうした ページ37

Side 宮西尚生




25「ふわぁ.....。」




小鳥のさえずり
カーテンの隙間から溢れる朝日
少し湿った冷たい温度




今日もナイターやし、最高の目覚め.....






ズキン！！！






25「....づっ！！〜〜〜〜ってぇ.....。」







あぁもう
ハァ、二日酔い最高....。



昨日、Aの誕生日祝いと卓のホームラン祝いで、ちょっと飲みすぎたわ....。



.




まだズキズキと痛む頭をさすりながら、俺はベットのそばのスマートフォンを手に取る。


電源をONにして、
(↑寝るときは電源切る派)

スマホの画面を見ると....







25「.....？」

そこに映ったのは、





.





25「......卓？」

なんで、スマホに卓が....





....っ、て！！？





俺は、バッ！！！と自分のベットの隣を見ると...





.






..






...









9「すぅ......ん、zzz.....。」
25「な、え、なっ......！！！！？」









俺のベットの傍に、上半身だけ投げて眠っている卓


俺の中で色んなクエスチョンが出てくるけど、二日酔いのせいであまり頭が回らない





ただ、分かるのは





25「Aとおんなじ、部屋なんとちゃうんか？」
9「......zzzz」





いや、爆睡、か。
起きたらシめて何があったか話させるか。





....なんかは、あったんやろう。





卓の左手には、綺麗な紅の花束。
少ししおれてしまっているが、それでもなお、美しいままだ。





9「.....ん、A......(ボソッ)。」
9「っ、行くな.....う。」





なにが、あったんだか。

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