Fighters No.1 IV

SOS ページ3

オールスターゲーム前日




「ふぅ....やっと名古屋だ。」




名古屋駅に到着し、やっとオールスターゲームが始まるんだなぁってことを実感。


私は、新幹線のホームから出てスマートフォンをチェックする。




...



「ん〜〜？」




予定だと、スタッフさんが駅のホームにいて、それについて行ったら良いんだよね？




....しかし




『え、あれ！日ハムのAじゃん！！』
『やばぁい！噂どうり可愛い！！』
『とりま写真撮っとけ写真！！』




「あっ、あの....！ すみません、退いて下さい...わっ！」




朝の7時




人混みを避けるために、千葉から始発で名古屋に来たものの、




さすが名古屋です。人だらけ




『やばい〜〜！Aの腕触った！！』
『twitterあげたら通知やばいんだけどw』
『サインくださいぃいいい！』




「あ、の....動けなっ....！！」





どうしよう

一人でも大丈夫ですって監督に言ったから一人で来たのに。


動けない





「だれか.....たすけっ。」




小さく叫んでも、だれも助けてくれない。
いろんな人の手が、私を触る






怖くて、しゃがみ込んでしまう






やだ_____っ






....





____グイッ！！





？「ほら、.....大丈夫か？」
「えっ....。」




??「うわ〜〜大丈夫ですか？？」
？？「いや、一人で来たらダメやろ〜〜」
???「ほら、立って〜」




えっ....




___ワァアアアア





ホームが、一気に騒がしくなる





『ヤベェ！！ヤベェヤベェ嶋じゃん！！すげぇ！』
『松井くんいる〜〜可愛いぃいいい////』
『則本せんしゅ〜〜僕にサインして〜〜！』
『美馬！美馬学美馬学！！』







「え、あ！し、嶋さん！！？」
嶋「よう、久しぶりがこんなとこは嫌だったけどな〜〜。」





誰かと思ったら....




何度か対戦したことのある、嶋さん、そして...




松「久しぶりです〜〜6月ぶりですねっ！」

則「いや〜〜一人で来たんはだめやね。 誰かと一緒に来たらよかったのに」

美「まぁ、俺らが助けたんだし結果オーライ？笑」




そう、チーム楽天

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