ヤング侍JAPANと私 2

44 side 翔平 ページ44

「だーかーらー、どんな女の子が好きなの？

って！」









.....こいつ、俺が好きなこと知らないのか？









大「......なんでそんな事聞くの？」

「や、だって今テレビで特集やってるから。」









あー、そういうこと。

Aが見ているテレビは、スポーツ選手の

好きなタイプに迫る！というコーナーをしていた。









.....こういう番組を見ると、もっと他にやる事が

あるんじゃないかって思う。









これがキッカケでファンの方が増えるのはうれしい

ことだけど、人にあんまり興味のないおれにとって

は、退屈極まりない番組だ。









「で、どんな人がタイプ？」

大「んー....」









なんか、インタビュアーの人に言われるより、

緊張するな.....。








大「明るくて、ハキハキしてて、スポーティー

な感じの人が好きだな〜









.......あ、あと、高身長！！！」


「なーんで身長だけ強調するのっ！」









口を尖らせてタコちゅーみたいな感じでこちらを

見てくるA。






大「タコちゅーしてたか顔歪むよ？」

「いーもんっ！元から歪んでますー。」







俺はそのまま後ろから、タコちゅーのAに

キスをする。







大「あ、やっとタコちゅー直った〜。

可愛い顔が台無しにならなくてよかったな。」









本当にタコみたいに顔を真っ赤にさせるA。

ふふふっ、かわいー。

45 side 翔平→←43 side 翔平

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す