ヤング侍JAPANと私 2

29 side 坂本 ページ30

俺はAに抱きしめられていた。








Aから抱きしめられたことが無くて、

俺は今、かなりびっくりしている。









坂「A？どうし「かっこ悪くない。」





ーーーえ。









「勇人は、かっこいいよっ！

いっつもキャプテンとして考えてるし、

私がつらいときもっ、こうして励ましてくれ

る。









だから、自分でカッコ悪いとか言わないで...」









なんやねん、それ。

俺がAのこと励ましてやらなあかんのに、

俺が励まされてるやん。









坂「ふっ、ハハハっ。」


「！！なんで笑うのっ！？」









こいつ、小さい体して、どんだけ心広いねん。

ホンマに、すごいわ。








坂「チビには教えてやらんー♪

練習もどらなあかんのとちゃうん？

早よ行かな。」

「ーーーーって、だから服がないんだってば！」









あ、そうや。

一番大切なこと忘れてたわ。









んー、しゃーないなぁ









坂「しゃーなし、俺のパーカー貸したるからこれ着

とき。」



「えっ！？だめだよっ！勇人風邪ひいちゃうっ！」









坂「大丈夫。俺Tシャツの上にシャカシャカの

Ｖジャン着るから。ほれっ。」




そう言って俺が上の服を脱ごうとすると、

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