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拾漆ー勝って。 ページ4

ミーティングが終わり、ついに正午10分前。
悠仁くんと恵くんが2人で話しているようだ。



伏黒「大丈夫か?」



虎杖「おーっ、なんか大役っぽいけどなんとかなんべ。」

そんな会話が聞こえてくる。



伏黒「そうじゃねぇ、何かあったろ。」



虎杖「あ?なんでもねーよ?」




伏黒「…。」




虎杖「…いや、あった。けど大丈夫なのは本当だよ。むしろそのおかげで、誰にも負けたくねーんだわ。」



伏黒「ならいい。

…俺も、割と負けたくない。」

2人とも、頑張れよ。



釘崎「何が割とよ、一度ぶっ転がされてんのよ!?
圧勝よ、コテンパンにしてやんのよ!!
真希さんのために!!」

野薔薇ちゃんも2年も、頑張れ。



真希「そういうのやめろ。」



パンダ「そうだな、真希のために!!」



棘「明太子!!」



『絶対に、勝ってこいよ!!』



棘「しゃけ!!」



虎杖「そんじゃまあ。

…勝つぞ。」



真希「何、仕切ってんだよ。」

真希ちゃんは背後から悠仁くんを蹴った。







兄さんたちのいる部屋に急いで行くと、開始1分前だった。



五条「開始1分前でーす。ではここから、歌姫先生からのありがたーい激励の言葉を頂きます。」



庵「はぁ?え…、えーっと、あー…ある程度の怪我は仕方ないですが…、そのぉ…時々は助け合い的なアレが…。」

可哀想に、アドリブさせられてる。



五条「時間でーす。」

兄さん最低。



庵「ちょっ、五条!!アンタねぇ。」



五条「それでは姉妹校交流会、スタァートォ!!!」



庵「先輩を敬え!!」



『はあ…。始まりがグタグダじゃん。』



五条「えー、歌姫のせいだよ、これは。」



『違う、10割兄さんのせい。庵先生に押しつけないで。』



庵「そうよね、あいつのせいよね!!!」



『そうですよ、兄さんの言うことなんか気にしないでいきましょう!!!』


…庵先生とは気が合いそうだ。



五条「その発言、地味に傷つくんだけど…。」

ん、何か言った?兄さん。

拾捌ー仲が良かったらいいってものでもない。→←拾陸ーミーティング。



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作者名:澪花 | 作成日時:2021年1月7日 19時

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