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まあ、デートって言っても何処に行くか決まってなかった。あの時のノリで言ってしまった言葉。どうしよっかな〜つて呑気に考えながら歩いていた。
ab｢佐久間…先輩｣
sk｢…ん｣
ab｢なんか、すみませんでした…｣
sk｢えっ｣
ab｢…やっぱり、俺佐久間先輩の事が好きです｣
どうしてこうなった？
今1番間抜けな顔してる自信ある、あと顔真っ赤なのも。
ab｢あの時、先輩の悪口言われてて、ムカついて、佐久間先輩が好きだからなんだなって、そう思ってたらいつの間にかキレてました｣
ヘラって笑う阿部ちゃん。
sk｢佐久間さんもね、阿部ちゃんのこと好きだよ｣
アタックしようと思ったら、むしろアタックされてしまったのにはちょっと佐久間さんもビックリ。
sk｢じゃあ今から呼びタメね！はい！！スタート！！｣
ab｢えっ！？｣
sk｢さっき私の事呼び捨てにしたじゃん！大丈夫！！｣
ab｢あれは咄嗟に…！！｣
sk｢にゃははは！阿部ちゃんかぁいい！！｣
ab｢〜〜〜〜っ！佐久間ぁ！！｣
sk｢阿部ちゃん怖〜〜い！！｣
勉強も運動も出来ないし、むしろ共通点なんて無い！
そんな凸凹なカップルはこうやって出来たんだよね！！
あ、因みに阿部ちゃんに"尊い"って教えたの私ね！！
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作者名：レイ | 作成日時：2022年5月3日 8時
