何もない日常に【SN】 (ページ13)

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・赤side ページ13

｢えっと…、その、ずっと前から好きでした！付き合ってください！！｣

男子たちはヒューヒューと聞こえ、まあ盛り上がってるよ。なんて翔華は答えるんだろ、と内心ワクワクした俺がいた。

nb｢あー…ありがとう、でもゴメン｣

｢で、でも付き合ってる人居ないんですよね…！？｣

あ、こいつ執拗いタイプだと気づいたのはすぐだった。すぐに男は｢なら友達から…！｣と迫って来たので、そろそろ"認知"してほしいから俺が前に出た。

dt｢翔華はね、執拗い男は嫌いだよ？｣

｢は…？｣

dt｢それにさ、｣

翔華を抱き寄せては｢"俺の"だから手を出さないでもらってもいい？｣と。静まり返った教室と、顔を真っ赤にする翔華。

まあ、俺がやりたかった事はやれたし、後は周りから認知されるのを待つだけかな、なんて。

因みに静まり返ったのはたった一瞬で、またも叫び声。悔しがる声と、多分鳴き声。地獄の教室内になって、ふっかも佐久間も大爆笑。

nb｢な……っ！！？｣

dt｢これでやっと認知してもらえるね？笑｣

nb｢そういう問題じゃない…！！！｣