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・緑side ページ8

これに関してはふっかの言う通りだ。照は最初から見抜いていた。けれど、俺たちに伝えたのは佐久間の事があったからだと思う。



俺は佐久間のことはキッパリ忘れ新たに進んでいたけれど、ふっかだけは違っていた。ずっとあの時から止まったままだ。



「別に皆に迷惑かけてないよね?むしろ身体1つで仕事貰えてんの」



なら良くない?なんて笑う同期に嫌気が差した。



「全然良くない、お願いふっか、もう辞めて」



「……ならさ」



この時のふっかの言葉に俺はドン底に落とされたような気がした。



この後、会話なんて続かなくって、ふっかは俺達の分の支払いまでして、店から出た。止めれるのはきっと残酷にも照だけで、ふっかを普通の幸せをあげれるのも、愛をあげれるのも照だけだと気付いた。



「この事、俺達だけの秘密な」



「照には言わない方が良さそうだね」



「…なんで、こうなっちゃうかな」



少しだけ昔話をしよう。

・〃→←・



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作者名:レイ | 作成日時:2023年3月23日 11時

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