さよならエレジー【iwfk】 (ページ33)

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日によって大丈夫な日がある。結構バラバラだけど、主に阿部や翔太、それに舘さんがいる時は基本的にまだ暴れる事はなかった。

ただ、俺や佐久間は何故か拒否られていた。他のメンバーは可もなく不可もなく、この3通りに分かれた際に、ふと気付いたのが舘さんだった。

「…まだふっかの記憶の中は、二人は付き合ってる認識なんじゃない？」

「この三人って、ふっかの相談役回りだからさ…」

少し納得してる俺がいた。あの日会った日も、俺と佐久間はまだ付き合っていたのだが、この事があってからお互い前を進む為に、別れを切り出した。

「…照、焦っちゃダメだよ。ふっかはちゃんとゆっくり進んでるから」

「…うん」

翔太がこっそりお見舞いに言った時に、こっそり聞いたらしい。

俺達の事は平気だと分かってるのに、身体が拒否反応すると。また同じ事されるんじゃないか、そう思ったら震えが止まらなくて、辛い、ごめんねって。

もどかしい距離感。だけど、焦ったらまた1からやり直しで、もしかしたら今度は拒絶されるかもしれない。俺はどうするべきか悩んだ。