・赤side ページ24
あれから何一つ発展はしない。目黒が言ってた斎藤さんって人に関しては何一つ出てこなかった。
滝沢くんも、Jrの頃にふっかがやらかしてた事は知ってたが、誰に抱かれて居たのかは知らなかった。
つまり振り出し地点に戻ったわけ。
アレから照やラウールは少し荒れてしまったが、今は多少は戻ったけど、何処か空元気で俺達も見ていられなかった。
皆がたまたま休みで、狭いけど俺と翔太の家に招待して、ご飯を食べる事にした。
目黒は少し痩せてしまった、康二は空回りするようになった、阿部は寝てないのか隈が酷い、佐久間もいつもの明るさはない、翔太も何かを考えるようになった。
ねえ、ふっか。これがお前が望んでた未来?なら、早く戻ってきなよ。お前が居ないだけで、皆ボロボロだよ。
「何ヶ月、経ったけ」
「少なくとも1ヶ月ぐらいは」
そう、ふっかが居なくなって1ヶ月。なにも手掛かりが無いのだ。 だからこそ、阿部はこの状況に違和感を感じていたのだ。
多分、後ちょっとで手掛かりが見つかるはず。だけど、俺達はまだ半分も進んでなくて助けるのにはまだ時間がかかるのは知らない。
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作者名:レイ | 作成日時:2023年3月23日 11時