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28.美しい蛇 ページ10

Asideー


俺は日誌の回収を続けた

普段ならさっさと終わるハーツラビュルにだいぶ時間がかかったせいで、少し走る羽目になった。

『…どうせあのライオン書いてないだろ』

時間ないしどうせ書いてないだろうからサバナクローはカット!オクタヴィネルが終わったら、次はスカラビア


『よっと…』



鏡を通れば、アラビアンな内装に出迎えられる



『さーて寮長室行くか』



すると俺の少し先に1人の男が

なんか紙を広げてキョロキョロしている



『おいそこの、どうしたんだ?』



知らない顔だ、多分1年



??「!…すみません、実は少し迷っていて…」



『やっぱ1年か、どこに行きたいんだ?』



??「寮長室に」



『あー…俺コレから寮長の部屋に行くんだ、ついでだし案内してやるよ』



??「助かります」



1年と横並びに歩く



『2年のA・カターラだ』



ジャ「1年の、ジャミル・バイパーです。A先輩はなぜ寮長に?他寮ですよね」



『仕事だよ、学園長からの』



ジャ「!、学園長から?」



学園長、と言う言葉にジャミルが少し驚く



ジャ「そういえば入学式の時にA先輩、学園長の横にいませんでしたか?」



『おぉ、よく見てたな。式典服深めに被ってたのに』



ジャ「もしかして、なにか役職をもらっているとか?」



『役職付きなんてたいそうなもんじゃない
そもそも、俺はこの学校に入学する気はなかったんだよ』



ジャ「!」



『ただ知らないうちにここに来て、もう帰れないってことだけ確定してた。だから学園長の厚意で置いてもらってるってわけ

この仕事も、言ってしまえばただのアルバイトだよ』



ジャ「なるほど…で、先輩はどこの寮に?というか組み分け出来たんですか?」



『いや、できてねーよ?入学式で闇の鏡に"難しい"って言われちまってさw』



ジャ「闇の鏡が??…じゃあ今はどこに住んでるんですか?」



『校舎からちょっと離れたところにあるオンボロ寮』



ジャミルは顎に手を添えて考え込んだ



ジャ「そんなことが…」



『不思議なもんだろ?
まぁそんなこんなで、自分で寮暮らししないといけないわけだから、こうして仕事もらって金もらって学校通ってんの』



ジャ「大変なんですね」



『まぁ、苦でもない。結構楽しいんだぜ?色んな寮長と会えるし、後輩とも会えたりする

お前とか、な?』



俺はバインダーで、ジャミルの頭をコツンと叩いた

話していると



『ここが寮長室だ』

.→←.



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柃。(プロフ) - 音操さん» 音ちゃんコメントありがとうございます!拙い文章ですが読んでくれて嬉しいです!のんびり更新ですが良かったら読んでってくださいね〜 (4月7日 2時) (レス) id: 138523924a (このIDを非表示/違反報告)
音操 - コメント失礼します。 俺は音操(おんそう)と言います。 主様の書き方好きなので更新待ってます。 良ければ音ちゃんと御呼びください。 (4月7日 2時) (レス) @page26 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
柃。(プロフ) - つかたつかたさん» コメントありがとうございます!良かったらこれからもだらだら見てってくださいw (4月7日 1時) (レス) id: 138523924a (このIDを非表示/違反報告)
つかたつかた(プロフ) - 今日一気見してしまいました!😂とっても面白かったです!更新頑張ってください💪! (4月6日 14時) (レス) @page23 id: 50d14333f1 (このIDを非表示/違反報告)
柃。(プロフ) - 藍琉さん» コメントありがとうございます!マイペースながら更新頑張ります〜 (1月4日 0時) (レス) id: 138523924a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れい。 | 作成日時:2024年1月3日 2時

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