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Asideー
廊下に出て、ジェイドと並ぶ
『なかなか独特なやつだな、フロイド』
ジェ「否定はしません」
『…まぁ双子だもんな、どっちもどっちか』
ジェ「それはどう言う意味で??」
『知らね〜、それにしてもフロイドのやつ、全員にあんなあだ名つけてんの?』
ジェ「あんなあだ名?」
『ほら、クジラ先輩ってやつ』
ジェ「あぁ、そうですね。意外と的を射ているでしょう?」
『皮肉なほどな、ビビりって言われて嬉しくはないが反論もできんw』
ジェ「ふむ…少し補足をしておくと、クジラはとても器が広いのです。
我々が少しちょっかいをかけた程度ではいつも笑われておしまい。そんな心の広さや優しさも含めて、あなたにぴったりだと思われたんだと思いますよ」
『…うるせ』
ジェ「少なくともフロイドは、あなたに全く悪意はありません。おそらく気に入りすぎて興奮してしまったんでしょう」
『興奮して締められたら元も子もないだろ…ま、気に入ってくれたんなら喜んどくよ』
そうこうしていると鏡舎に着く
『わざわざここまでありがとう
フロイドにもよろしく行っておいてくれ』
ジェ「ええ」
『じゃあなー』
ジェイドは笑顔で、手を振ってくれた
…
ジェイドsideー
鏡に入っていくAさんを見送る
ジェ「さて、フロイドの元に戻りますか」
部屋に戻ると、フロイドがAさんが寝ていたベッドでうつ伏せになって寝転がっている
ジェ「どうしました?フロイド」
フロ「んー?こうしとくとクジラ先輩の匂いするから落ち着く〜」
ジェ「よほど気に入ったんですね、あの方が」
フロ「だってめっちゃ美味しそうな匂いするじゃん?」
ジェ「ふむ…」
確かにAさんからは言い表せないが、妙に惹きつけられる雰囲気がある
ジェ「そう言う種族なのでしょうか」
フロ「知らね、種族とかどうでもいい
オレは〜、クジラ先輩のこと気に入っちゃった〜♡」
ジェ「退屈しない学園生活を送れそうで何よりです
では僕はアズールと話をして来ますね」
また部屋を出ようとした時
フロ「なぁジェイド〜」
ジェ「はい?」
フロ「ジェイドでもクジラ先輩のことは半分こイヤだから、クジラ先輩は、オレの」
ジェ「…」
フロ「オレにバレてないとでも思ってた?」
口角が上がるのが分かる
ジェ「僕も、譲る気はありませんよ?」
きっと今の僕は、最高の悪役顔をしている
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柃。(プロフ) - 音操さん» 音ちゃんコメントありがとうございます!拙い文章ですが読んでくれて嬉しいです!のんびり更新ですが良かったら読んでってくださいね〜 (4月7日 2時) (レス) id: 138523924a (このIDを非表示/違反報告)
音操 - コメント失礼します。 俺は音操(おんそう)と言います。 主様の書き方好きなので更新待ってます。 良ければ音ちゃんと御呼びください。 (4月7日 2時) (レス) @page26 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
柃。(プロフ) - つかたつかたさん» コメントありがとうございます!良かったらこれからもだらだら見てってくださいw (4月7日 1時) (レス) id: 138523924a (このIDを非表示/違反報告)
つかたつかた(プロフ) - 今日一気見してしまいました!😂とっても面白かったです!更新頑張ってください💪! (4月6日 14時) (レス) @page23 id: 50d14333f1 (このIDを非表示/違反報告)
柃。(プロフ) - 藍琉さん» コメントありがとうございます!マイペースながら更新頑張ります〜 (1月4日 0時) (レス) id: 138523924a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れい。 | 作成日時:2024年1月3日 2時