あどうも、異世界から来ました 2【twst】

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Asideー


色々ありながら、俺はリリアと授業を受けた



クル「Good b…ん？Bad boy！どの仔犬だ？勝手に薬の調合をしたのは！？」



教室に入ってすぐクルーウェルが怒り出す

勿論、誰も調合なんてしてない



急に何言ってんだと思っていたら、先生がこっちに来た



クル「匂いはお前からだな、作った薬を出せ」



『はぁ？いや作ってないですよ』



クル「ならこの鼻にまとわりつく甘ったるい香りは何から出ているんだ？答えてみろ」



『甘ったるい匂い？？いや知らないすけど…』



返答に困っていると、リリアが口を開いた



リリ「クルーウェル、"それ"は薬の匂いではない

A自身の匂いじゃ」



クル「…ほう？」



リリ「わしらは少し外す、いいな？」



先生は周りを見渡して



クル「あぁ、このままでは授業にならない」



リリ「恩に切る」



するとリリアが俺の腕を引っ張り、教室から出た



『ど、どうした？リリア』



リリアが俺に向き直る



リリ「A、その匂いどうにかしてくれぬか？」



『匂い？』



リリ「まさか気づいておらんのか！？その頭がクラクラするような甘い匂いじゃ」



『いや、知らねーけど…別に香水はつけてないぞ』



リリ「違う！確かにお主から香るのじゃ！！その匂いの誘惑にどれだけ必死に耐えていると思うておる！」



(耐えてるっつったって…)



『はいはい…保健室行くからいいよ…』



リリ「よいか、昼休みまで絶対に保健室から出るでないぞ！！わしが迎えに行くまで大人しく寝て待っておるのじゃ！」



『はいよー』



リリ「それと！！魔力に疎い人間や魔力に強い耐性のある妖精はよいが、その他の種族には特に気をつけるのじゃぞ！！特に獣人などの…」



『わかったわかった！どうせ授業中で誰とも会わねぇよ！』



後ろで叫ぶリリアをあしらい、俺は保健室に向かった



『ったく、なんなんだよクルーウェルさまもリリアも…』



と、ぼやきながら歩く



『…いや、魔力過多のせいで起きてることなのか？』



魔力が外に漏れ出てるせいで甘ったるい匂いを出してしまっているのだとしたら、
あり得ない話ではない



『マジか…』



ふと見ると、前方に男が立っていた



獣人「ﾌｰｯ…ﾌｰｯ…｣



獣人だ、と思った時には遅く、すでに背中は地面に打ち付けられていた



『い"っ…』



獣人「ｳ"ｩｰ…」



(あーやばいな、喰われそう)



そう思った時、



ｶﾞﾌﾞｯ



腕を噛まれた

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