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Asideー
『ちょっと休憩してくるわ』
カリ「待ってるな!」
『おう』
毒飴を持って席を立つと
ジャ「そういえば、何故飴を持ち歩いているんですか?」
『え?』
ジャミルが話しかけてきた
カリ「確かに!そんなに好きなのか?」
『あんまり好きではないけどなぁ』
カリ「そうなのか?俺にも一個くれよ!」
好奇心からだろうか、カリムがそんなことを口走る
『いや、無理』
(常人が食ったら5分とかからず呼吸困難で死ぬぞ)
カリ「そんなこと言わずにさ!紅茶の代わりと思って!!」
『無理なもんは無理だって!』
手を上げて取られまいとしたが
カリ「よっ!!」
カリムのジャンプによって手元が払われた
『ちょ!』
カリ「よっしゃ!いっただきま___」
カリムが口に入れようとした瞬間、止まった
『お…よかったカリム、なぁ頼むから__』
カリ「これ、どこで買った?」
急にカリムが俺に迫った
『っ…カリム?』
カリ「この飴、どこで買ったんだ」
『いや…自作だけど…』
ジャ「カリム?」
カリ「作ってる時に誰かと会ったか?材料はどこで買った?」
『カリム?一旦落ち着いて…』
カリ「落ち着いてられるか!いいかA!この飴には、致死量の数十倍の神経毒が入ってるんだぞ!!」
『げっ』
ジャ「!!!!」
バレたーと思った束の間
ジャミルからの質問責めが始まる
ジャ「カリムの質問に答えてください、あと他の飴も出してください、今すぐに」
『いやあのな、2人とも』
カリ「お前、殺されるような動機あるのか??
分からないなら本当にうちの寮来た方がいい」
ジャ「安心してください、食事は全部俺が管理します」
カリ「毒味も何もかも全部大丈夫だから、とにかく飴を___
『落ち着けって!!!』
場がしーーんとなる
『お前ら一旦落ち着け、この飴に毒を入れたのは、他でもない俺自身だ』
カリ「…え??Aが自分で、毒を…え???」
ジャ「………………………説明を求めます」
『あのなぁ…』
俺は2人を座らせ、自分の体質を説明した
『____…と言うわけだ』
ジャ「俺のユニーク魔法が効かなかったのもそのせいか…」
『体に魔力が溢れてるせいで、付け込める隙がないらしい』
カリ「なぁA、お前ずーーっと飴食べてたけど、その毒入り食べてたのか?」
『もちろん、そのために飴食ってるしな』
カリ「…」
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柃。(プロフ) - 音操さん» 音ちゃんコメントありがとうございます!拙い文章ですが読んでくれて嬉しいです!のんびり更新ですが良かったら読んでってくださいね〜 (4月7日 2時) (レス) id: 138523924a (このIDを非表示/違反報告)
音操 - コメント失礼します。 俺は音操(おんそう)と言います。 主様の書き方好きなので更新待ってます。 良ければ音ちゃんと御呼びください。 (4月7日 2時) (レス) @page26 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
柃。(プロフ) - つかたつかたさん» コメントありがとうございます!良かったらこれからもだらだら見てってくださいw (4月7日 1時) (レス) id: 138523924a (このIDを非表示/違反報告)
つかたつかた(プロフ) - 今日一気見してしまいました!😂とっても面白かったです!更新頑張ってください💪! (4月6日 14時) (レス) @page23 id: 50d14333f1 (このIDを非表示/違反報告)
柃。(プロフ) - 藍琉さん» コメントありがとうございます!マイペースながら更新頑張ります〜 (1月4日 0時) (レス) id: 138523924a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れい。 | 作成日時:2024年1月3日 2時