39.開店 ページ29
アズールsideー
『あんなので?』
アズ「あんなので、です」
『へー、人間って単純だな』
フロ「あはっ、人間だけじゃないけどね」
本人はあんなので、と言っているが見かけた生徒を助けるような人間性を持っている生徒はこの学園には皆無に等しい
そう言う面から見ても、Aさんは異質なのだ
『んー、まぁいいや
とりあえず従業員の件はいいよ、またシフトとか仕事が決まったら連絡してくれ
飯、ありがと』
Aさんに出した食事はすでに空になっていた
『じゃ、またなー』
そして、そのまま店を出て行った
フロ「…もうちょっと居てくれてもよかったのにー」
ジェ「そうですね」
アズ「とにかく、Aさんが入ってくれるようになって一安心です
あの方がいると居ないでは大きく結果は変わっていたでしょう」
フロ「クジラ先輩がうちで働き出したら、みーんなクジラ先輩に会いにくるもんね♡」
アズ「…否定はしません」
"うちの店に興味を持ってくれるはず"
我ながら言ったが、正しくは
"Aさんが働いている店が気になるはず"
こっちだろう
アズ「さぁ、一番の課題は解決しました、開店に向けて準備しますよ!」
ジェ「「はい/は〜い」」
1ヶ月後ーNOsideー
『よし、準備の方はどうだ?』
アズ「大方問題ありません、ただ最終チェックだけしてきますので、Aさんはビラ配りをお願いしてもいいですか?」
『おう、行ってくるわ』
アズールがAにビラを渡し、Aは寮から出て行った
アズ「…さて、これで今日の客は取ったも同然ですね」
…
『モストロ・ラウンジ、今日オープンでーす』
生徒A「カターラ先輩!」
『お、どした?』
A「こんにちは!それビラですか…?それにいつもと服が…」
『モストロ・ラウンジの制服
これチラシだからよかったら貰ってくれ』
B「え、これってオクタの…」
『そー!あそこに新しくラウンジができたんだよ
チラシにドリンク一杯無料券あるからさ、よかったらきてくれ』
C「あのカターラ先輩、オクタのあの3人はやめといた方が…それに、どんだけぼったくられるか…」
B「リーチ兄弟だろ?何をされるかわかったもんじゃねぇ!」
『暴れたりしなけりゃ追い出したりぼったくったりしねーよw』
ABC「「「…」」」
『ちゃんと給料もくれるし、興味あったら来いよな!』
A「じゃあ…ちょっとだけ」
『あぁ!待ってるぞ』
413人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柃。(プロフ) - 音操さん» 音ちゃんコメントありがとうございます!拙い文章ですが読んでくれて嬉しいです!のんびり更新ですが良かったら読んでってくださいね〜 (4月7日 2時) (レス) id: 138523924a (このIDを非表示/違反報告)
音操 - コメント失礼します。 俺は音操(おんそう)と言います。 主様の書き方好きなので更新待ってます。 良ければ音ちゃんと御呼びください。 (4月7日 2時) (レス) @page26 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
柃。(プロフ) - つかたつかたさん» コメントありがとうございます!良かったらこれからもだらだら見てってくださいw (4月7日 1時) (レス) id: 138523924a (このIDを非表示/違反報告)
つかたつかた(プロフ) - 今日一気見してしまいました!😂とっても面白かったです!更新頑張ってください💪! (4月6日 14時) (レス) @page23 id: 50d14333f1 (このIDを非表示/違反報告)
柃。(プロフ) - 藍琉さん» コメントありがとうございます!マイペースながら更新頑張ります〜 (1月4日 0時) (レス) id: 138523924a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:れい。 | 作成日時:2024年1月3日 2時