あどうも、異世界から来ました 2【twst】

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Asideー


フロ「クジラ先輩、あーん♡して？」



『…ん？？？？』



フロ「オレは、先輩から離れたくないしー先輩はご飯食べたい
それならあーんすれば一石二鳥じゃん？」



『話聞いてた？？？』



フロ「オレが先輩に食べさせてあげるから、先輩はオレに食べさせて？」



『自分で食ったほうが倍早いぞ、絶対』



するとフロイドが俺のハンバーグをフォークで刺して



フロ「せんぱぁい、あーん♡」

『…ﾊﾟｸｯ、ﾓｸﾞﾓｸﾞ』

フロ「美味しい？」

『うん』

フロ「よかった〜」



『…これ、どうすればいい？』



ジェ「さぁ？」



口元に手を当てて面白いものを眺めるような笑顔

今だけジェイドのこの笑顔が憎たらしい



まぁ無理やり離そうとしたところで、無傷じゃ済まないし、めんどくさい

俺は大人しくフロイドからの餌付けを受けた



アズ「…フロイドがここまで懐くのも珍しいですね」



ジェ「珍しいというか、ここまで懐くのは初めてだと思いますよ」



『全員にこうって訳じゃないのか？』



フロ「えーひどくねー？オレはクジラ先輩一筋だもん」



『はいはいありがとう』



俺はフロイドの頭をポンポンと叩いた



フロ「もっとちゃんと撫でて！」



『はいはい』



フロイドの頭を撫でると、嬉しそうに笑っていた
なんやかんやで悪い気もしてない俺も俺だけど。



フロイドはとりあえず置いといて…
次はアズールだな


(ずっとアズールから話したい〜って気持ちを感じる
ただフロイドと違って、仲良くなりたいってよりは、何かに利用できないかって方

…計算高いタイプだろうな)



『アズールとも少し話そうか』



アズ「いいんですか？」



『許可取る気ないだろ』



アズ「いえいえ！ただ、Aさんについて知りたいだけですよ」



『…知りたいって言うのは？』



アズ「…言う必要ありますか？」



アズールは生意気な笑顔でそう言った

それが少し、俺の癇に障る



『…言葉ってのは、必ず主語が入ってないと話したいことがはっきり伝わらないんだよ

あえて使わない時もあるけど、基本は主語がないと困る』



アズ「はい？」



『俺について教えてやるよ

俺は偽物の笑顔貼り付けて腹の中を探られるようなことは嫌いだ

今のお前みたいにな』



アズ「！！」



俺はフロイドを押し除け、席を立った



『人のことを知るんだったら、態度と対価があんだろーが
そこもわかってねえのに安易に探りなんかいれるんじゃねえよ』

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