権力とチートで原作ですとろい！

19話 ページ20

Asideー


今、私たちは何をしてるかと言うと、




東京支部季節恒例 総会前掃除！




です。


『まぁ3ヶ月ごと、つまりワンシーズンごとに神統教総会を行なうから、そのためにお掃除しましょうって話』



釘崎「ここめちゃくちゃ広いけど…」

伏黒「裏の森までしないだけマシだ」

釘崎「それでも4階建のアパート丸ごと掃除するようなもんじゃない…ってかわざわざ全部掃除する必要ある？」



焔村「春の総会だからな 他はここまでやらない」



釘崎「春だとなんかあるの？」



『総会は季節ごとに

集まる内容もメンツも規模も変わるの

まず、春は神統教の幹部含め、出資会社、国の重鎮、他国の人間とか、とにかくそこそこ権力のある人間たちを広く集める

そして食べたり話したりして神統教傘下同士の関わりを深めるためのもの

まぁ言って仕舞えばただの飲み会ね』



釘崎「飲み会！？」



伏黒「で、夏は春の時より参加者がふるいにかけられる

神統教幹部と多少権力を持ってる人だけだ

なによりAさんが参加するからな」



釘崎「春…今回の総会はAさん参加しないんだ」



『有象無象に見せられるほど、妾の顔は安くない』



少しふざけて野薔薇に言ってみた

言った後に絶対引かれるって後悔した



けど野薔薇の反応は



釘崎「そうね！Aさんの顔はなによりも尊いし！！」



伏夏焔「「「」」」ｺｸｺｸ



『…ふざけて言っただけだから 野薔薇もそこ3人も同調しない』



伏夏焔「「「事実ですから/だからね」」」



『…』



焔村「で、秋の総会は本格的な会議になる 神統教関係者のみで行われ、金の周りや神統教内部の調査など規模は小さいが、重要度の高い総会だな」



釘崎「なるほど」



夏油「そして冬の総会は一番重要

Aや、幹部達含め、よっぽど権力のあるものだけが参加を許される

主に国際的な問題や大きな話し合いが行われる

停戦協定の話し合いをAが取り持ったこともあるからね」



釘崎「停戦協定！？」



伏黒「それ初耳なんですけど」



『まぁ国家機密だし、そうポンポン言えないよ』



釘崎「今夏油さんがポンと言ったけど？？？」



『まぁこんな感じで大きな会議を年4回開催してるのよ』



釘崎「そんなにする必要があるの？」



『神統教の権力はとてつもなく大きい それを利用とする輩も五万といる

だから、大きな会を開いて軽く牽制をしてるの』



釘崎「めんどくさ」



『ね〜』

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