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74. ページ32

Asideー


『はい、どうぞ』



ベポ「ありがとう!」



ベポは目の前に出された料理をバクバクと食べ始めた



(さすが白熊、一口が大きい…)



そんなことを呑気に考えていると



『…ベポって平熱どのくらい?』



ベポがホッキョクグマなら、平熱は37度前後のはず

なら、人間とさほど変わらない



ベポ「えっと…確かペンギン達より高いよ」



思った通りだった



『…ベポ、ちょっとお願いがあるんだけど』



ベポ「?」



『…私と、お昼寝してくれない?』



ベポ「いいよ〜」



と、言うことで



ベポ「はい!」



ベポが床に寝転がり、手を広げてくれた



『で、では…失礼します』



私はその腕の中に入り、座った



そして、ベポが腕を閉じたことにより、私はベポの毛皮に包まれた



やっぱり体温は少し高いようで、温かい



この包まれるような暖かさは、少しルフィ達を思い出す




突如、倒れそうなくらいの眠気が襲ってきた



(あ、まって…これ、は…ね……る………)



そのまま、私は意識を睡魔に落としていった



ローsideー



ロー「…これは一体なにごとだ?」



食堂に入った途端、空気がやけにほわほわしている



ペン「あ、ローさ〜ん、こっちこっち」コソッ



ペンギンが指を刺した方向にいたのは、一緒に寝ているベポとA



その周りを約5mほど離れて全員が囲んでいた



ロー「何してんだよ…」



シャ「いやだってレアなAちゃんの寝顔じゃないすか!」



ロー「寝顔見られて嬉しいやつなんかいねえだろ、ほらさっさと散れ」



そう言ってシャチ達を蹴り、食堂の外へ追いやる



ベポとA、そして俺以外がいない食堂で静かに本を読む



部屋が静かだからか、やけに2人の寝息が響いていた



ロー「…」チラッ



その度に、なぜか気になってAの方を横目で見る



やがて俺はAの寝顔をじっと眺めていた



しばらく眺めて、そのうち俺は席を立ちAの方に歩み寄った



Aが起きる気配はない



ロー「…」



俺はそのままAの横、ベポを枕にして寝転がり、そのまま眠りについた



数時間後ーAside



『ん…』



温かい



朝起きると、いつもかいている冷や汗もない

悪夢に起こされることもない



心の底から安心できる暖かさ



ゆっくりと目を開ければ、視界は暗かった

部屋の電気が暗いのではない



『…ロー、さん?』



知らないうちに私は彼に、抱きしめられていたのだ

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設定タグ:ONEPIECE , ワンピース、ワンピ , 逆ハー?   
作品ジャンル:アニメ
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柃。(プロフ) - 火星さん» ありがとうございます 頑張ります^ - ^ (2022年1月8日 15時) (レス) @page26 id: 70c717cb52 (このIDを非表示/違反報告)
火星 - 面白かったです。続きを楽しみに待ってますます。 (2022年1月3日 1時) (レス) @page25 id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
柃。(プロフ) - 蒼陽さん» コメントありがとうございます これはルフィとエースと2人のセリフが被ってるのでルフィエースでルフエーと略しています わかりにくくて申し訳ないです! (2021年11月30日 23時) (レス) @page4 id: 70c717cb52 (このIDを非表示/違反報告)
柃。(プロフ) - みーさん» ありがとうございます これからも見てくれると嬉しいです^ - ^ (2021年11月30日 23時) (レス) id: 70c717cb52 (このIDを非表示/違反報告)
蒼陽(プロフ) - 47話のところでルフィがルフェになってます。更新楽しみにしています頑張ってください面白いです! (2021年11月29日 10時) (レス) @page4 id: 0bad24017f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れい。 | 作成日時:2021年11月3日 0時

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