自由な異世界転生！…なのか？

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8日目ー


ロー「…順調だな あと1週間で傷痕も残さずさっぱり消える」



今はローに診察をしてもらっている



『もうほぼ治ってる気もするんだけど…』



ロー「外面はな、中のほうがまだ完治してねぇんだよ」



包帯を巻いてる途中、ギロッと睨まれた

　

『はい』



ロー「敬語」



『あ、うん』



あと、何故か敬語にとても細かい



ロー「…顔近づけろ」



『？』



ローの方に顔を出すと、下瞼を下げられる



ロー「…また寝てねぇな」



『…』



ロー「睡眠薬でも処方してやろうか？」



『…寝れないわけじゃない ただ、夢を見てしまう』



ロー「夢？」



『…生まれ育った街が燃え、悲鳴が響き、人々が死んでいく


そして…自分のことを、大嫌いになる夢』



ロー「！」



『…バスターコールって知ってる？』



ロー「…あぁ」



『…私の国に発令された』



ロー「それが、バチ王国か」



『海賊のせいなんかじゃない 政府に殺された

だから、生き残った私をみんな恨んでいる

1人生き残り、みなを裏切った私を』



ロー「お前は___」

コンコンコン



ローが何か言いかけた時、ドアがノックされた



ロー「…なんだ」



シャ「キャプテン！潜水を始めます」



ロー「分かった すぐいく」



ローはシャチと操縦室に向かった



『戻るか…』



私も部屋へと戻った



ベッドに腰掛ける



(どうしてローの横で寝た時は普通に寝れたんだろう…)



すると、船体が揺れ出し、窓からの景色が海中へと変わった



『…まとめて見ようか』



私は紙とペンを取り出し、一昨日の状況をまとめた



・深夜0時
・快晴
・夏島の近く
・甲板(屋外)
・ロー



『…深夜0時は、ないな』



ずっと夜は甲板にいたから深夜0時だから眠れた

というのは可能性としては低い


二重線で消す



『快晴…はどうだろう 夜なら関係ないかな 風もさほどなかったし』



二重線を引いた



『夏島…でもこの船に来た時から気候はさほど変わってない…なし

甲板もずっといたからなし』



そして最後に残ったのは



『ロー…か』



また一緒に寝てほしいって頼むのもなんか…



『ロー…人？

人と一緒に寝るとか？ますますやりづらい…』



その時、ドアがドンドンと叩かれた



(このノックの仕方は…)



するとドアが開いて



ベポ「A〜お腹空いたから何か作って！」



『うん、いいよ』



私はベポとキッチンへ向かった

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