自由な異世界転生！…なのか？

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朝ー


暖かいというか、暑さで目がさめると


ルフィは昨日のままぐるぐる巻き、そしてエースも私の腰のあたりに抱きついて寝ていた


(子供体温というものですか…)


両手でそれぞれ横にいるルフィ達の頭を撫でる


ルフ「んむぅ…A…肉〜」


(寝言でも肉…)


エースはというと


エー「ん…A？」


『おはよう エース』


エースは眠気からか数回瞬きをした後


エー「は！？」


急に顔を赤くして私から離れた


エー「え、あ、その…悪い！」


『？どうして？エースが何かしたの？』


エー「その…そういうわけじゃねぇ、けど」


(なんだろう…あ、思春期か)


頭からすっかり抜けていた


よく考えればエースは13歳


関わり慣れていない異性に緊張するのも当然だろう


『エースは寝てていいよ 私はダダンさんと朝食の準備をするから』


体に巻きついているルフィの腕を解いていると


ツンツン


と背中を小突かれる


『？』


後ろにはエースが顔を赤らめていて


エー「その…Aも、二度寝しようぜ？」


と言った


『…ふふっ、うん そうしようかな』


私はエースを抱きしめた


エー「はっ！？ちょ！！」


エースはかなり慌てていたが、気にせず眠りについた


…


人生初の2度寝から目が覚めると、


『？ルフィ達は…』


私の周りにはエースどころかルフィさえもいなかった


布団から出て、ドアを開けようとすると


ルフ「あぁー！！」


とルフィが私より先にドアを開けて入ってきた


ルフィは私のことを確認するとすぐにドアを閉めて


ルフ「いま、ここ入っちゃダメだからな！」


と言い放った


『…なぜか聞いてもいい？』


ルフ「いや…そのぉ〜」


ルフィはそっぽを向き方を尖らせ


ルフ「エ、エースがこーんなでっかい熊持ってきて…サボがその熊を熊鍋にしようって言って！ダダンがその熊殴ったせいで起きちまって、熊が暴れて…

その、色々あっていま向こうの部屋大変なことになってるしよ！ここで待ってようぜ！」


嘘だ


明らかに嘘だ


エースが熊を持ってくるのはわかるが、ダダンさんが熊を辺に起こすわけないし、

何よりいないはずのサボが話の中にいる


(何か隠したいことがあるのかも…)


私はルフィの嘘に引っかかったふりをして


『それは大変 エース達が呼びにくるまで…ルフィ、一緒にここにいない？』


ルフ「おう！」







そして、私は





10時から5時まで、7時間待たされた


『流石に長すぎます…』

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