目指せ！個性の無い世界！３【ヒロアカ】 (ページ21)

今日:5 hit、昨日:8 hit、合計:19,508 hit

百二十歩目。ページ21

―Aside―

『え、緑くん未来さんのとこ行くの！？』

「へっ！？え、えっと、あの、未来さんって...？」

『きみがインターン行くとこのヒーローだよ』

「あ、サー・ナイトアイ！？え、遮止さんサー・ナイトアイと知り合いなの！？本名知ってるってことは相当親しいのかな、ナイトアイはメディアにはでるけど本名は公開してないはずだから...そういえば通形先輩とも知り合いだったよね、通形先輩からの紹介？でも本名で呼んでるってことはヒーローとしてじゃなくて個人として知り合ったってことだから...」

週明けにヒーロー科の授業受けてたら緑くんのインターン先が決まったことを聞いて、へぇーって思ってたら未来さんのヒーロー名がでてきたからびっくりして大声で聞いた。

思わず本名で呼んじゃったから未来さんの本名をバラしてしまった。

それがヒーローオタクの緑くんを刺激してしまったらしくいつになく話すもんだから少し呆けてしまった。

『おぉ...緑くんってそんなにしゃべるんだね、知らなかった』

「え、あ、ごごごごめんね！？僕たまにこうなっちゃうみたいで、なおそうとは思ってるんだけど、」

『気にしてないよ。それだけ本気で好きってことでしょ。情報収集力、緑くんの長所だよ』

「そう言ってくれると嬉しいな...。あ、ナイトアイの話だったよね。えっと、職場体験でお世話になったグラントリノってヒーローからサー・ナイトアイはどうかって言われて、オールマイトに頼んだんだけど断られちゃって。そこで通形先輩に頼んで紹介してもらえることになったんだ。休日に事務所に行って、その、なんとか採用してもらえたんだ」

『そうなんだ。未来さんがオールマイト関係なしに受け入れたのに驚いちゃった。きっと緑くんの良いところを気に入ったんだね。未来さん厳しいけど優しい人だからがんばって』

「うん、ありがとう」

通形くんも見込みがあると思ったから未来さんに紹介したんだろうな。

実際、通形くんとの戦いでは一番良い動きをしてた。

"個性"【超パワー】。まだ拙い部分はあるけど職場体験以降、何かしら掴んで慣れて来てる。

ヒーローオタク故か情報収集力、分析力、記憶力が良い。戦いの中でそれを活かせてる。

分析、予測、そして行動。

確かに未来さんが好きそうだ。

「あ、そういえば遮止さんってナイトアイとどういう関係なの？」

『叔父だよ。お母さんの弟』

「へぇ、そうなんだ！......エッ！？！？」

『そんな驚く？』

▽