言の葉未満2【鬼灯の冷徹】 (ページ44)

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第七十五話ページ44

愛「麦御様ーー！野干に変なもの飲まされたそうですね⁉大丈夫ですか？って何してるんですか…？鬼灯様そこ代わって下さい」
鬼「駄目に決まっているでしょう？」
皆が蜘蛛の子の様に散って行った後、私はまた身体がムズムズし出して、鬼灯に抱き付いている。
麦「どうしよう……」

このままじゃ仕事が……

愛「兎に角‼麦御様その野干の特徴とか何かないですか？私も手伝います！」

ベリッと剥がし抱き付いて来た愛菜さん

麦「特徴…？特徴特徴……う～～ん、あ！」
鬼「何か！思い出しました？」

愛菜さんからベリッと剥がされて元の位置に戻された。あなた方は玩具を取り合う子供か⁉
と頭の中で叫ぶ。

麦「ピンクの大っきいリボンをつけていた気が……」
愛「ピンクのリボン……そう、ですか」
急に顔色を悪くし、愛菜さんは去って行った。
麦「まぁいいか」
白「むぅうぎちゃ～～ん！」

デジャブを感じさせられる呼び方をスルーして鬼灯の背中に隠れる

白「ちょっと麦ちゃん酷い！」
麦「知りません！貴方に抱き着く位ならキメラに食べられる方がマシです‼」
鬼「麦を食べるのは私です‼」←
白「いや知らねぇよ‼」
麦「で、何しに閻魔殿(こんな所)に来たんですか？」

仕事はどうした仕事は。
こっちは睨んでいるというのに、向こうはヘラヘラと……

鬼「要件を言ったらどうですか？」
白「解った解った、麦ちゃん、君から変な妖気が感じる」

鬼灯をシッシッと払い、私に真剣な表情を見せる

麦「此処は地獄何ですよ？妖気何てそこら中から感じることができるでしょう？私も鬼ですし」
白「そうじゃないんだよ、妖気っていうのは個人差があるんだ、微妙な違いだけどね、これは僕の勝手な予想だけど、麦ちゃんのお腹に、何かいる」
麦「⁉」

ピシャリと言われた事に、不甲斐ない事にショックを受ける

鬼「その何かがいると仮定して、取り出す方法は？」
白「今桃タロー君や、麒麟達に手伝って貰って探してる最中だよ、麦ちゃんちょっと診察、させてくれない？」
鬼「私も付きます。貴方と2人に何てしたら何が起こるか何て、高が知れてる」
白「駄目だ。お前にはやって貰いたい事がある、それに僕はフリーの人としか遊ばない」

白澤様に耳打ちされ、鬼灯は一瞬目を見開き、

鬼「…………。わかりました」

何かされたら直ぐに言うんですよ？と言い残し去ろうとする鬼灯に抱き付いた

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コメントが来なかったのでマギを出すのは完結ができてからという事に