第六十八話 お勉強 ページ37
麦の部屋の中で長机を一台置き、数分待っていると、何人かの足音がして部屋の前で止まる。
コンコンコココン←ア○雪のノリで。
女の子「麦ちゃん!お勉強しましょ〜う♪」
麦「はぁーあーい♡」
ご機嫌で戸を開けに行く麦をベッドから眺める
戸を開けると二人の子鬼が入ってきた。
麦「二人共ごめんね、遠かったでしょ?お勉強終わったらお菓子食べようね」
ニコニコしながらご褒美の知らせを聞いた、男の子が「うおっしゃーー!」と片手を突き上げながら喜んだ。
女の子「ねぇねぇ!麦ちゃん!鬼灯様もお勉強教えてくれるの?」
麦「鬼灯の事知ってるの?」
女の子「ママが政治ニュース録画して四六時中見てるからお顔覚えた!」
麦「ニッコニコして言う事じゃないよ」
女の子「?」
暫くテレビの出演を断りますかね
麦「ん〜、鬼灯は今休憩中だから今日は私が教えるよ、えっと、花奏(かなで)ちゃんは英語、火加太(かかだ)君は算数だよね、じゃ準備してね」
はーい。と言って二人で麦をサンドし、それぞれ教材を机に並べる
麦「良し、二人共まずは前言って置いた課題はどうかな?できた?」
火「うん!ちょっと難しかったけど出来たよ!」
花「私も!ちゃんと出来たよ!褒めて褒めて!」
麦「うんうん!二人共良く出来ました!じゃ今日はレベルupしよか?火加太君はこのページの問題、花奏ちゃんは単語テストしよう!」
鬼「麦」
麦「ん?二人共そのまま解いててね」
何?。とベッドに腰掛ける麦
鬼「麦はすごいですね、というか花奏さんはいくつ何ですか?もう英語始めてるんですね」
麦「あぁ、花奏ちゃんは中学受験するんだって、今は六年生だよ、火加太君は四年生」
鬼「頑張って下さい。もっといたいですが…仕事に戻ります」
麦「そっか。じゃまた後で」
火「麦先生ー!この問題教えて!」
麦「下さい。は?」
火「下さい!」
麦「良し、あ、鬼灯行ってらっしゃい」
鬼「行って来ます」
「えっとこの問題はね……」と説明を始めた麦の姿を最後に踵を返した
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作者名:sunijy | 作成日時:2016年9月8日 22時