第五十九話 不審人物 ページ24
鬼灯side
麦と一緒に並んで門に向かい 麦が扉を開けた所までは良かった
獄卒ともめていた不審人物は麦を見るなりハートのオプション付きで麦に飛びついた
飛び付くのも許せないが、その挙句麦のあのEはあるだろう胸に顔を埋めスリスリしている
鬼「あなた、私の麦から離れなさい、呵責されたいんですか?」
我慢出来ずに金棒を構えたその時
麦「ああああもおおおお‼いい加減離れなさい‼櫟(くぬぎ)」
バキッドガッゴキッメキッ←
鬼灯、獄卒「…………………」
思わず獄卒の人と一緒に黙ってしまう。口調はお姉さんの様な感じでしたが…
今2つのことに驚かされている
1つ、麦が誰かを殴る所を初めて見たこと
2つ、私以外を呼び捨てで呼んだこと
櫟「ったた〜〜………ん?あんた誰?」
鬼「⁉」
話を振られ初めて目が合ってまた驚いた
髪型はサラサラの短髪だが……
顔が麦と瓜二つだった
麦「はぁ〜〜何で来たの櫟……」
櫟「あの麦が職に就いた〜〜って聴いてどんなのかなって思って」
鬼「あの…あなたは?」
麦「あぁ此奴は櫟って言って
私の従兄弟なの」
鬼「従姉妹?」
櫟「多分あんたの漢字変換違うよ、俺は男だ」
男だと言った櫟とか言うのを見下ろして
鬼「…………」ヒョイ
首根っこを摘み上げた
櫟「うわ⁉何すんだ離せ‼」
鬼「小さいですね」
櫟「初対面の奴にいきなり罵倒されたの初めて何だけど!!??」
鬼「唐瓜さん達といい勝負、いや下手したら負けてますよ」
櫟「いや誰だよ‼いい加減離せ‼…ぶへぇっ!」
鬼「離しましたよ?」
櫟「地に足付かせて離して欲しかったな‼
もう何なの此奴」
麦、鬼灯「「鬼灯/鬼灯です」」
櫟「ハモんな‼」
麦「櫟いい加減にするのはあんたの方。鬼灯は閻魔大王第一補佐官何だから自重しなさい」
鬼「麦は第二ですよね」
櫟「はぁ?補佐官?あんたはいいとして麦御が?」
麦「喧嘩売ってる?櫟くん?」
鬼「取り敢えず会ったんですから帰って下さい」
櫟「の前に1つ確認、鬼灯さん麦との関係は?明らかに唯の上司と部下じゃないよね」
鬼「そんなにイチャ着いた覚えはないですが…麦は私の大事な彼女です」
麦「鬼神鬼灯の彼女してます////」
櫟「……良かったな麦御、こんなイケメンな彼氏捕まえれて」
麦「私は鬼灯を顔で選んだんじゃない‼」
櫟「俺じゃ…駄目だったんだね(ポソッ」
麦「?」
麦には聞こえてなかった様だがはっきり聞こえた
敵がまだいたか
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作者名:sunijy | 作成日時:2016年9月8日 22時