第五十六話 その意味は? ページ21
はい?仕置き?
鬼「麦は何時からSに興じたんですか?」
麦「失礼な私はNだよ」
鬼「N?」
麦「normal そんな事より鬼灯、目、閉じて」
ほら、と急かされ?を浮かべながら言う通りに目を閉じた
麦「良いって言うまで開けない事!」
鬼「何の話d…っ⁉」
何やら唇に柔らかい感触がして不覚にも驚いてしまい、思わず目を開けてしまった
そこに飛び込んで来た光景は…
両頬に感じる冷たくも気持ちいい麦の掌、
頬、耳を真っ赤にさせ目を閉じた麦の顔のどアップ、
回数こそは少ないものの知ってる感触
”キス”の感触
そっと目を開けた麦と目が合った
麦は目を見開きバッと立ち上がった
麦「な、ななな!鬼灯私まだいいよって言ってない‼」
鬼「麦の自業自得です、これが怒っているヒトがやる事ですか?貴女は私に何を伝えたいんですか?」
立ち上がり麦に歩み寄る。私が一歩進む為に彼女も一歩下がる。
このまま下がられると通りに出てしまうので一気に麦に寄り麦の背中を壁に押し付け腕で逃げ道を塞ぐ
鬼「麦……」
麦「ち、ちょっと…鬼灯?////」
戸惑う麦をそっと撫でると落ち着きを取り戻した様なので
鬼「麦…私は貴女の事をあまり知りません、勿論これから知り尽くして行くつもりですが」
麦「……」
鬼「でも言ってくれないと解らない事もあるんですよ」
麦「…解った言うから、ちょっと離れようか?////」
麦の首筋に寄って話していたらこそばゆいのか、恥ずかしいのか、顔を赤くして離れる様言われた
内心もっとくっついていたいが、喋ってくれなさそうなので退いた
麦「鬼灯はさ…キスの意味とか解る?////」
キスの意味?
鬼「爪先が崇拝で太ももが支配な事しか知りません」
麦「何でこれだけなのかは敢えて言わないけど…じゃあ…唇は?」
鬼「確か愛情ですよね?…あっ!」
麦は私に愛を伝えたかった?考えて見れば麦からの唇へのキスは初めて
でも私は愛を伝えて貰う様な事しましたっけ?
麦「鬼灯さ私が出るの渋ってる時〈言ったら出てくれない〉見たいな事言ったでしょ?」
鬼「言いましたね」
麦「確かに競技自体は乗り気じゃなかったけど、何か完全に信頼して貰えてない気がして…」
鬼「不安にさせてしまった様ですね、すみません」
そう言ってまた麦に寄り抱きしめる
麦「鬼灯?////」
抱き締めただけで頬を染める
それだけで愛おしいと思える
鬼「私は麦を愛していますよ、ずっと、何千何兆年経とうとも」
麦の唇に自分のを押し付けた
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作者名:sunijy | 作成日時:2016年9月8日 22時