言の葉未満2【鬼灯の冷徹】 (ページ19)

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第五十四話パン食い競争ページ19

鬼灯side

笑顔で芥子さんを愛でて黒笑で私を見て位置に着いた麦を見送り盛大な溜息を吐いた

閻魔「……まぁ麦ちゃんもあんまり気にしてないと思うからそんなに思い詰めないで鬼灯君」

鬼「そうだといいんですが……」

獄卒「麦御様遅いですよ」

麦「すみません始めて下さい」

獄卒「位置に着いて、よぉい…」

ドガーン！！！！

バズーカのスタート合図で腰を抜かす獄卒達を尻目に余裕の表情で衣装室に入って行った麦に辺りが騒めく

鬼「流石私の彼女です！」

お香「麦御様…」

此処から麦御side

バズーカの合図と共に走って衣装室に入った

麦「全く、獄卒がバズーカ何かに腰を抜かすなんて……今度鬼灯に何とかしてもらお」

自分でしろって？

無理←

だって獄卒さん達異様にゴツイんだもん

1人黙々と考えていたら足下に透明の箱を２つ見つけた
蓋には「女性用」と「男性用」と書いてある

麦「これ着て走るのか……」

「女性用」の蓋を開け1人呟く。用意されていた衣装は、
白を基調としたゴム製のTシャツの様なものと、
脚が全部でるで有ろうズボンとは言えないズボン。
つまり
体操服とブルマだ

麦「この衣装用意させた奴覚えてろ」

意を決してそれに袖を通した

ーその頃ー

白澤「ブルッ)くしっ！」

桃「白澤様風邪ですか？移さないで下さいよ」

シャッとカーテンを開け横にいた獄卒に手首を縛って貰う

鬼灯sideに戻ります

衣装室に置いてある衣装はアンケートの結果なので、用具係の人しか何の衣装が入っているか解らない
願わくばあまり麦に変なものを着せたくないと思っていたら真中の衣装室、つまり麦の衣装室のカーテンが開いた

係員に手首を縛って貰う為に此方を見た麦と目が合って麦が赤面した

白澤「あっ麦ちゃんが着てるの僕がアンケートに書いた奴だぁ！」

そんな声が聞こえてかは解らないが麦からドス黒いオーラが見えた

結び終わったのか麦は係員に会釈し慎重に走りだした。

普段は着物の為に出さない白い脚、帯と着物に締め付けられてあまり目立たない豊なそれ。

走っている為桜桃の如く揺れるそれに周りの獄卒達の目は釘付けになっていた

無言で睨みつけると次々に麦から目を逸らし出す

麦「う～」

いつの間にかパンが吊るしてある所に付いていた麦は唸っていた

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字数ヤバそうなんで次行きますm(_ _)m