第四十八話 あちゃー ページ13
鬼「水が怖い?」
麦「ぅん」
目を腫らし頬を染め
麦「おにぃちゃんお願い…一緒に入ろ?」
鬼「……ハァ、仕方ないですね。ただしぜっっっったいにバスタオルを取らないようして下さい」
そう言うと麦の表情が明るくなり
麦「うん!」
とそれはそれは眩しい笑顔を返された
途中で戻られては着替えがない為、心の中で麦に謝りながら麦の手を引き麦の部屋に向かう
鬼「まだ…戻りませんよね」
麦「ん?」
鬼「いえ、独り言です」
麦「おぉおにぃちゃん頭洗うの上手ー!」
鬼「どうも」
今文字通り麦の頭を洗っています
全く麦は私を誘うのが上手いと思う
先程頭を洗わないとバスタオルを取ると麦に言われて渋々洗っています
そう渋々です
大事な事なのでn((強制終了
桶に溜めた水を麦の頭に掛ける
目を閉じていた麦はビクッと跳ねゴシゴシと目を擦り、
麦「急に掛けたらビクッてするじゃん!おにぃちゃんの意地悪」
睨まれた。
そんなに水が怖いんでしょうか?
暫く2人で湯船であったまり風呂を上がる為スライド式の扉を開けタオルを手に取り麦に手渡すとそこにいるのは体が光り始めた麦
………………………………
光り始めたぁあ!!??←
鬼「麦動かないでくだs(カッ!)うぅ!」
動かないで下さい。麦にそう言う直前、麦の周りが眩しく光った
麦「……………………………………へ?ほお、ずき?」
光が無くなり目を開けるとそこにはずっと会いたかった愛しい愛しい彼女が。
未だ状況が理解出来ずえ?え?とキョロキョロする麦と目が合った
麦「っ!!??////」
合った瞬間固まる麦
いきなりの事態で忘れかけていたが2人共タオル1枚だ
麦「………鬼灯様」
久しぶりに様付けで呼ばれ驚き麦を見ると彼女は笑った
笑った⁉この状況で⁉
麦「あっ間違えた。鬼灯」
あっ間違えたのか。
麦「何か久しぶりな感じがする」
彼女は立ち上がりタオルが落ちない様抑えながら私に近付き抱き着いてきた
鬼「⁉麦?いきなりどうしたんですか!!??」
もう一度言おう。私達はタオル1枚だ。私に限っては腰周りだけだ。
着物越しで感じた事のある麦の柔らかいものがタオル越しに私のお腹辺りに伝わって来て思わず顔が熱くなる
麦「いや、何となく抱き着きたかったというか、一回プールで似たような鬼灯見たのに」
鬼「麦……」
ふっ…と離れた麦を呼ぶとん?と返ってきた
私は麦に近寄り頭にチョップした←
麦「あだっ!え?何で私チョップされたの」
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作者名:sunijy | 作成日時:2016年9月8日 22時