『鬼滅の刃』ハッピーエンドなんて。

拾壱 ページ11

❀.*･ﾟ 伊之助
･





なんだよあいつ。


何で俺様の事だけ分かんねえんだ！！！！





あぁぁあ！！！いてえ、チクチクする、心臓が！！！ くっそ、いてえ！！！！！！









ﾄﾝﾄﾝ..






伊「あ"？？」



『あの、Aです … 』



伊「…何だよ。俺は謝んねえぞ。」









俺の心臓がチクチクしてる時にAと 炭治郎が一緒に部屋に入ってきた。



なんでこいつと一緒にいんだよ、 意味わかんねえなったくよ。






伊「権八郎、お前にはカナコって奴がいるんじゃねえのか！！ なんでこいつと一緒にいるんだお前が！！」




炭「…伊之助、落ち着いて聞いてくれ。 Aは、本当に お前との記憶だけが無くなってるんだ。それも前世から今までのもの全てが。」








…… 。

何でだ…言葉が出ねえ。



物心付いて再会してからは ずっと 俺の近くにいて この屋敷に来てからは毎日一緒に寝て 手も繋いで 前世でも 2人になったら 接吻して ……

って。



お互い 幸せだったはずじゃねえか 。









伊「A、ほんとに分かんねえのか。 前世で、俺とお前は結ばれてたんだぞ ？ 覚えてねえのかよ…」




『っ…、ごめんなさい … 。 ほんとに覚えてなくて …』




伊「そうか 。 分かった 、 許してやる。」








こいつを見る限り 嘘は全く付いてなさそうだった。 最初は俺への腹癒せで冗談かと思ってたけど 、 違うみてえだな。






『ごめんね…嘴平くん…』





伊「呼び方もちげえのかよ… 。 もういい、 出ろ。俺様の部屋から出ろ ！！」







2人を部屋から追い出した後、 自然と 涙が溢れ出てきた。




こんな思いしたのは 、 …







前世で あいつを守れなかった時以来だな …

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